[アニメ]乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

#大雑把にレビューする

全話見終わったけどいまだに正式名称が言えない通称「はめふら」という作品。
事故で死んじゃった主人公がプレイしていたゲームの世界の中に転生しちゃうんだけど、そのキャラはあらゆる方法で「破滅」しちゃうという人物で、それを避けるために右往左往するというお話です。
全12話が二部制のようになっていて最初は転生直後の幼少期から始まり、そこから成長して学園生活編に突入する感じです。
主人公が転生の人たらしで、奇行ともいえるピント外れの行動で周りを巻き込みながら、巻き込まれたほうが男女関わらずほれ込むっていう割とコテコテの作品です。
細かいことを気にせずにIQ低めで楽しむタイプの作品ですが、登場人物がいろいろな葛藤や暗い過去を抱えておりそれらとドタバタのバランス感も見どころかと。

ここまでの感想だと全然面白そうに思えないかもしれませんが、声優が良くてキャラも生きていてテンポよく話が進むのでぐいぐい引き込まれて、気づけばワクワクしながら次回を待っている自分がいるみたいな作品でした。
これ、完全に制作側の力による勝利で声優がしょぼかったり作画が酷かったりしたら何も心に残らない作品になってた恐れがありますね...(作画に関してはコロナ禍の影響もあるのか最終回とか動かないシーンとかけっこう目に付くときがありました。)
内田真礼さんを中心に水瀬いのりさん、早見沙織さんなど私好みの実力派声優の力が強いなと思いました。
原作が良くてもアニメ制作側の力不足でそれを台無しにしちゃってるパターンもよく見かけるので、アニメ制作側の力が作品の魅力をより高めるみたいなのは晴れ晴れとした気持ちになりますね!

個人的な好みを言えば、男性キャラは一切いらないので女性キャラだらけの作品ならもっと楽しめたかもしれません。(男性キャラの重要性が低いように思えた)
放送後に二期の決定のお知らせをぶっこむほど力が入ってる作品なので、今期未チェックだった人はチェックしたほうが良いかもしれませんね!

★★★★☆(4/5点)

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