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大宮自由民権運動発祥の地は土呂

 大宮の自由民権運動発祥の地に関する記述を発見しました。天保15年の西暦は、1844年です。

 蘭学の指導者・高野長英は、幕府の政策を批判したため投獄され、天保15年6月30日火災によって牢から解放、そのまま逃亡生活に入りました。その途中、現在の浦和市大間木の長英の門下生・蘭方医高野隆仙宅にかくまわれ、さらに知人の大宮市土呂の名手・小島平兵衛宅に立ち寄り、上尾方面へ姿を消しました。嘉永3年(1850年)、長英は幕吏に襲われ自殺しますが、明治維新後土呂の地が大宮の自由民権運動発祥の地となりました。

馬橋隆二、『漫画でみる大宮100年』(16頁)、北澤楽天天顕彰会、昭和60年


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