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勸勵詩(勧め励ます詩)と梅のスケッチ


探梅放蕩兒、是常新面目。加年未有財、增憂以無穀。已知固窮節、何厭躬汗勞。憂患從何来、即曰因自高。癸卯孟春芻狗外史書。探梅す放蕩兒、是れ常に新面目。年を加うるに未だ財有らず、憂いを增すに穀無きを以てす。已に知る固より窮するの節、何ぞ厭う躬ら汗するの勞。憂患何れ從り来る。即ち曰く自ら高くするに因ると。癸卯孟春芻狗外史書(春がまだ浅いうちから梅を探す放蕩者、こういう人こそ常に新たな心でいるのである。年齢を重ねても財産はなく、扶持が少ないので心配が増える。すでに「君子はもとから困窮するので、節を守るべきである」という陶淵明の詩を知っている。どうして自分で汗をかく労力を厭おうか?憂いはいったいどこからやって来るのか、それこそ自分を自分で高尚に保とうとするところからである。
癸卯(みずのとう)の年の旧暦一月芻狗外史が書する。)

今年最初の梅の作品↓

毎年行く公園、今年も梅が素晴らしい。

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