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エモい登壇とテクニカルな登壇

昨日は、IT勉強会における「エモい登壇」と「テクニカルな登壇」とは何かということをぼんやりと考えていた。

「エモい登壇」といえばエモーショナルということで、まずイメージするのはTEDだ。TEDは多種多様なテーマを扱っているため、「エモい」というのはプレゼンのスタイルに見える。しかし、「あのカンファレンスで受けるのはエモい系の登壇」だったり「このカンファレンスではエモい系の登壇は採択されない傾向にある」だったりするように、ある種ジャンル的な扱われ方をしている。

「エモい登壇」のざっくりとした対義語として扱われているのは「テクニカルな登壇」のようだ。ある種の前提知識を必要とし、分からない人を置いてけぼりにするが、とにかく見た人を感心させるというのが、どうやら称賛されるテクニカルな登壇のようである。

すると、「エモい登壇」とは、プレゼンの演出であり、かつパイが広めの幅広い人に刺さる登壇、というのも要素としてありそうだ。

さて、昨日は以下のイベントに行ってきた。

テクノロジーを活用した(主として)建築デザインの可能性を探るミートアップで、建築とソフトウェアを接続したい関心の一環で参加した。音響シミュレーションに関して新しいツールを作った方、Houdiniという3Dツールの魅力を紹介する方、機械学習による新しい形の生成を模索する方など、新鮮な発表だった。

この発表は、エモいとテクニカルだったら完全に後者だ。ある意味参加者が唖然とするような、でもこれはすごい!と思えるような。

自分がよくいくIT系のコミュニティは、知ってる人も多くてなじみやすく感じているけど、アウェイというか、自分がただの人というか、そういうところにたまに身を置いて、自分を平均化しないといけないと思った。

それで、一連の考えをまとめると、「エモい登壇」とは行動を評価し、「テクニカルな登壇」とは結果を評価する、こういう違いがあるのではないかと考えた。それでいうと、自分の登壇は、「アウトプットしよう!」的な発表はエモい発表で、「技術ブランディングの考え方」についての発表は、ある意味テクニカルだと言える。

今後、自分の登壇の芸風とスキルを上げていくとするならば、

・エモい登壇で資料とプレゼン手法の作り込みを行う(3割くらい)
・できるだけテクニカルな観点で評価され、強度のある登壇を行う(7割くらい)

あたりだろうか。特に後者、結果で評価されていきたい。

お読みいただきありがとうございました! よかったらブログものぞいてみてください😊 https://kondoyuko.hatenablog.com/