【パラ陸上 | あれこれ#34】2023年の振り返り「パラ陸上世界選手権Paris」観戦記④ 2 近藤克之 kondo katsuyuki 2023年12月18日 11:09 パラ陸上のトラック種目で最も長い距離は、5000mです。競技用車いす(いわゆるレーサー)を用いて競技を行うT54クラスの5000mではマルセル・フグ選手🇨🇭の独壇場でした。スタートは非常に遅く、最後方からとなりましたがペースが遅いとみて、300m通過後から一気にペースを上げ先頭にたちました。5000mは200mスタート地点からのスタートですが、ゴール地点をスタートと見たて、1周目の400mのラップが48秒33❗️(公式動画の画面表示ラップより)ちょっと速すぎませんか笑以下、400m毎も表示されたものだけピックアップしてみます。200m通過後のゴールラインをスタートとして、最初の400m 48秒33次の400m 42秒74 これ速すぎませんか笑次の400m 51秒96 この1周で一気にペースを落とし、マルセル・フグ選手が後ろを見て誰か行かないかと促しますが、誰も先頭に立ちません、、、マルセル・フグ選手が再加速❗️次の400m 44秒44 この時のマルセル・フグ選手の時速が33.3km/h、他の選手も全員30km/h以上を記録していますが、差は詰まりません❗️次の200mのラップが21秒67❗️次の400m 43秒52 この時のマルセル・フグ選手の時速が32.7km/h、他の選手は30km/hを下回るペースとなります、このペースを維持したままのゴール予想記録が9分44秒と表示されています、後続とは50m以上の差がひらきました❗️次の400m 44秒57 この時点でもう誰もつくことはできません、、、次の400m 45秒13 この時のマルセル・フグ選手の時速が31.9km/h、他の選手は25km/h-28km/h、ここで一気に2位グループはペースダウンして全員が集団に。次の400m 44秒47 ※このラップ表示は誤表記? ここで後続集団との差が200m近くに。次の400m 48秒24 次の200mのラップが22秒68❗️再加速❗️❓次の400m ※ 表示されず 全員が周回遅れになりそうなスピードで猛追❗️次の400m ※ 表示されず 全員がなんとか周回遅れにならず最後の1周に入っていきました。※ WPAの公式動画に表示された記録の抽出のため、誤差等は生じている可能性があります。マルセル・フグ選手は終始レースを一人で構築し、9分35秒78の大会新記録で優勝🥇しました。こんなに観ていて早く過ぎていく5000mは初めてかもしれません。公式記録によるとその1000m毎のラップは、1000m 2分02秒462000m 4分00秒533000m 5分52秒514000m 7分47秒905000m 9分35秒78で、全てのラップをマルセル・フグ選手がとっています。1000m毎の記録を算出すると、-1000m;2分02秒461000m-2000m;1分58秒072000m-3000m;1分51秒983000m-4000m;1分55秒394000m-5000m;1分47秒88でした。 #パリ #5000m #パラ陸上 #パリパラリンピック 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート