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the air gun in note

 本日、曖昧meな日和、と打って意味が全然わからない。これが16才ぐらいの日記だと許されるのかも知れないがある程度歳を重ねた私が記す事は許し難い。
いやしかし果たしてどうなのだろうか、本当にそうなのか、それを許すか許さないは誰が決めるのだ。あたしだ。しかしだ、これは他人様が自由に見られるように設定してあるので後は目についた方に委ねようか、いやいやそはいかない、他人様に目につく事に思い巡らせられるのならば尚更イケナイと思った事は打つべきではない。不快になる人がいるかも知れないから。ただ、曖昧meという意味のないオノマトペ同然の、羅列、多少90年代あたりのクサイ匂いが漂よう感じはあるがそれは他人を不快にするのだろうか、やはり時と場合、使い方や、使う人にもよると思う。

では色々飛ばして私が占有するこのネットへの悪質な書き込みスペースでのとある冒頭として使用するというのはいかがなものだろうか。たしかに「おい、あんちゃんあんたそれでいいのかい。」とかすれ気味の低くぼそっとした語り口、首を左斜めに倒しながら真っ直ぐな眼差しで小柄ながら体幹がしっかりズシッと芯の通った体型で時折目をパチクリしながらまた顔をピクっとさせながら言われたらどうだろう。
「ホンマにナマ言ってすいませんでしたー。」
と大きな声で平謝りする。と同時に、
「おいっ、てめえ、謝れば済むって問題じゃねえだろうっ。」と先程とは打って変わって、
かっピラいた目で甲高いキーを時折ドスの効いた低い声とおり混ぜ相手を不安にさせる不穏な恫喝されれば忽ち私は思考停止に陥り小便を漏らし、あっという間にボデエブローをガツンと一発放り込まれ胃液を口から赤色混じりに吐き出しながら腰から砕け先ほど我で漏らした小便の溜まりに顔を埋めるという有り様であろう。

果たしてそこまでして打ちたい事なのだろうか。改めて私はだいぶこのネットスペースという顔が見えない中で気軽に文字落とせる環境に染まって感覚がおかしくなりつつあるのではないかと思い至った。

直接だったらいい訳でもないし、そういうのが必ずしも悪いと言いたい訳でもない。顔なき声は昔から今も変わらず活字といったら良いのか文字を使った表現方法として大事な文化だと思う。しかも以前よりその手段が手軽に伝えやすく思った事を発せる様になった事もよい面も多い気がする。
こういう事を打つとまた何も分かってないのにわかったようなツラで偉そうに堅苦しそうにスカスカの文字を羅列して不快だわよ。と思われ毛嫌いされるかも知れない。
勿論自分自身のネット上のキャラクター含めて今一度考え直したような一日だった。

ただどんなツラで私がこれを記しているか誰も知る由もない。すごく助平な事しながらビックマックとハバナさんの高級葉巻き煙草を交互に貪りながら弱者から毟り取った汚い金を数えているとはまさか誰も思いはしないだろう。

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