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Interview05:台湾語の勉強を始めたきっかけは?/Uī-siánn-mi̍h ē khai-sí o̍h Tâi-gí(為啥物會開始學台語)?

Q5. 台湾語の勉強は20歳以降、とのことですが、台湾語の勉強を始めたきっかけは?
您大概是20歲開始學習臺語,當初為什麼會開始學臺語呢?
A:実際、20歳までは数字と阿公/阿媽などの限られた単語しか知りませんでした。 転機は、大学2年生の時でした。日本人の先輩で台湾語を話せる方がいて、その人に祖父のことを話したら、「王先生のお孫さんなの!? なのに台湾語やってないの!? もったいないよ!」と強く言われて大ショック。悔しかったのなんのって…! その日から猛勉強して、日本で出ているテキストは(祖父の『台湾語入門』・『台湾語初級』を含めて)1冊残らず全てやりこみ、一年後には一通り話せるようになりました。同時期に、台湾人留学生のお友達が何人かできたのもタイミングが良かったですし、その後台湾人に囲まれた職場に就職できたことも大きかったと思います。
 こんな風に、叱咤されることも時には大切なきっかけになります。台湾の皆さんは、いつも優しいのですが、時には優しすぎる気がします(特に日本人に対して甘すぎる!)。長年台湾に関わっているくせに、全然台湾語ができない(やろうとしない)日本人に出会ったら、「ちゃんと台湾語やらなきゃダメだよ!」と叱ってあげてください。日本で台湾語を学べる書籍なんて、10冊以上ありますよ。それが、その人の台湾愛をより深めることにつながると思います。なお、日本で買える台湾語学習テキストの中では、下記のものをオススメします。
・近藤 綾・温浩邦『すぐ使える!トラベル台湾語』2007年、日中出版
(すぐ使えるフレーズが満載、しかも発音や文法を体系立てて学べる。日本人が苦手とする転調も、実際にどう発音するかを表した矢印声調記号が書いてあるので、わかりやすい)


・村上嘉英『ニューエクスプレスプラス台湾語』2009年、白水社
(発音や文法の基礎もしっかり。最も教科書らしい教科書)


・趙怡華『台湾語会話フレーズブック』2010年、明日香出版社
(発音の基礎や文法説明などに乏しいが、華語と台湾語の両方のフレーズが同時に覚えられるので、時間がないけどパッとやってみたい人にお勧め)

【台文】

我20歲以前,kan-tann ē-hiáu台語數字,kap tsi̍t-sut-á單詞。
大學2年ê時,siân-pái(先輩)內底ū ē-hiáu台語ê日本人,我kā伊講tio̍h阿公ê代誌,伊soah講:「妳是王老師ê孫!?妳bē-hiáu台語!?真phah-sńg(拍損)!」我受tio̍h tsiok大ê tshiong-kek(衝擊)。我真m̄願,自hit-kang起tō phah-piànn學,日本出ê台語教科書(kàu-kho-su)全部看--過,1冬後,變kah lio̍h-lio̍h-á ē-hiáu講。Hit-tong-sî,ū kap kúi-ê台灣人留學生tsiânn-tsò朋友,時機(sî-ki)mā 真tú好。
像án-ne,hông jiáng(嚷),ū-sî-tsūn mā tsiânn-tsò真要緊ê時機。我感覺台灣人真好,ū-sî-tsūn siunn-kòe好,特別是siunn-kòe thíng-sīng(寵倖)日本人--ah。Āu-pái,若是tú-tio̍h tiānn來台灣真久 ê,soah bô siūnn-beh學台語ê日本人ê sî-tsūn,請lín ài tshōe機會kā罵講(mē kóng):「無好好學台語,bē-sái--ooh!」Tī日本,學台語ê冊,有kuí -á-pún--ooh。我想,hit-ê人若學台語,kiám-tshái ē koh-khah愛台灣。
日本買著 ê 學台語冊內底,我推薦ê sī 以下ê:
・近藤 綾・温浩邦『すぐ使える!トラベル台湾語』2007年、日中出版

・村上嘉英『ニューエクスプレスプラス台湾語』2009年、白水社
(発音や文法の基礎もしっかり。最も教科書らしい教科書)

・趙怡華『台湾語会話フレーズブック』2010年、明日香出版社
(発音の基礎や文法説明などに乏しいが、華語と台湾語の両方のフレーズが同時に覚えられるので、時間がないけどパッとやってみたい人にお勧め)

#自己紹介 #語学


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