サーファーズ身体管理学Q&A~膝について~
こんにちは。
大人サーファー応援トレーナー
サーファーズ身体管理学
近藤政隆です。
今日は波待ちラジオのリスナーの方からいただいたご質問にお答えしていきたいと思います。今回は膝についてです。
膝の痛みについては様々です。以前の記事にも書きましたので時間あれば読んでみてください。
ご質問内容は、、
《20代の頃左の膝の前十字靭帯を断裂後、リハビリをして今に至ります。40代になった今現在は運動をする上で大きな支障はないのですが、疲れがたまると身体の右側に疲労が蓄積してしまいます。この疲労に対する回復法や、左右バランスを保つような予防的エクササイズがあれば教えていただくと嬉しいです。》
膝の前十字靭帯は膝の中で上の骨と下の骨を前と後ろで十字にクロスして繋いでいる靭帯です。特に前十字靭帯はスポーツ中などに痛める事が多く部分断裂だと保存療法、完全に断裂してしまうと再建手術などのケースもありかなりの重症です。
足首の捻挫と同じ事が大きな膝の靭帯で起こっている
靭帯の断裂から回復までの経緯についても以前、足首の捻挫について書きました。捻挫は靭帯の損傷の事なので膝も同じだと思います。
右側に起こる疲労を考える
詳しくお話しを聞いていないので細かいアドバイスは難しいのですが、推測すると左の靭帯の手術をしているので、様々な動作をした時に無意識に左をかばって右側に重心等のバランスが偏ってしまっている可能性が高いです。
そうすると必然的に右側の筋肉群に疲労がたまってしまいますね。先ずバランスを変えるアプローチが必要になってきます。これはあとでお話しします。
右側だけ回復するのは可能か?
これは物理的アプローチで右側の筋肉の硬さなどをほぐしたりすることは可能だと思いますが、疲労回復を右だけに限定するのは難しいです、、
その前にしっかりとした休養が出来ているかが大切です。例として毎日湯船にしっかりつかっているか?睡眠時間(しっかり熟睡)はしっかり取れているか?暴飲暴食していないか?などです。人間の疲労回復はこれらがしっかりしている事がまず基本です。一度見直してみてください。(ドラゴンボールの仙豆があればよいのですが、、)
次にバランスを改善する方法をいくつか考えてみます。
左右バランスを考える
この左右バランスの改善が疲労回復にもつながってくると思います。まず前十字靭帯を損傷する原因としてもも裏の筋力(ハムストリング)が弱い事が考えられます。前十字靭帯は足の脛骨が前にずれないようについています。ハムストリングも後ろの筋肉なので手伝っています。このハムストリングの左右差をなくす事も大切です。
またももの前の筋肉で大腿四頭筋という筋肉がありこれも名前の通り4つに分かれているんですが、この中の内側広筋が弱くなっている可能性もあります。この筋肉の左右差をなくす事も大切です。
重心が右にある。
手術後どうしても無意識下でかばって右側に重心を置いている可能性があります。クセになっていてこれを改善するには日々気をつけて意識する事、、
でも大変ですよね、、
そこで一度インソールを作ってみるのもアリかもしれません。インソールは靴の中敷きで、使用すると左右差を意識して過ごすことなく適正なバランスで日常生活を過ごす事が出来ます。
あと、作る時に重心が今どうなっているのか機械でチェックしてくれるメーカーもありますので、インソールを日常的に使うことによって左右の重心差を改善する事が出来るかもしれません。
両側同時におこなうウエイトトレーニング
これはジムに行かないと難しいかもしれませんが、右側主体に動いてしまう癖があるんであればオーソドックスな左右均等におこなうウエイトトレーニングを始めるのも良いかもしれません。ウエイトの良い所はこういった点で、スクワットなどバーベルを使った種目は左右均等に重心を保たないとしっかりとしたフォームでおこなえません。ジムには色々なマシンもあるのでトレーナーさんにしっかり相談しておこなってもらえば良い結果がでると思います。
以上、推測で書いたのでちゃんとした答えになっていないかもしれませんが少しでも参考になってもらえれば嬉しいです。
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