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【公開講座】弘法大師空海とその教え

 この秋も、早稲田大学エクステンションセンター中野校で公開講座をおこないます。今年の内容は、弘法大師空海とその教えです。

日時:月曜日10:40~12:10(全5回) ・
   10月02日 ~ 11月06日
   (日程詳細)10/02, 10/16, 10/23, 10/30, 11/06
   (10/9は祭日のため、おやすみです。休講が発生した場合の補講は、11/20を予定しております。)
会場:早稲田大学エクステンションセンター中野校(東京都中野区中野4-22-3 中野駅(北口)下車徒歩12分)

講義概要:

 大師号は高僧に死後贈られる「諡号(しごう。おくりな)」ですが、「お大師さま」といえば、弘法大師空海を指し、空海は日本を代表する高僧です。その教えを学ぶことによって、単に空海個人の考えを知るだけでなく、最高の解説者から、密教とはどういう教えなのか、伝統的な仏教の全体像について学ぶことができます。

各回の講義予定:

第1回(10/02) 弘法大師空海の生涯とその教え
 弘法大師の生涯と、主な業績、著作について紹介します。大学寮(官僚養成所)にはいり、周囲から出世を期待されましたが、そこをやめて自然の中で厳しい修行をおこなった青年時代。遣唐使船に同乗して留学僧として渡った中国(唐)での、恵果阿闍梨との出会い。さまざまなエピソードや著作から、弘法大師の偉大さを学びます。

第2回(10/16) 顕教と密教
 弘法大師が体系的に伝えた密教は、それまでの教え(顕教)とどのように違い、またどのような関係にあるのでしょうか。伝統的な仏教の考え方の基本を紹介したうえで、弘法大師自身の説明に基づいて、密教がどのような教えであるかを学んでいきます。

第3回(10/23) 十住心の体系(その1)
 『秘密曼陀羅十住心論』とその略本である『秘蔵宝鑰』では、密教に限らずインドや中国から伝わってきたさまざまな教えが、十の心のあり方に対応するものとして体系化されています(十住心)。それを読むと、儒教や道教、唯識や中観のような仏教理論、『般若心経』の「空(くう)」の教え、『法華経』や『華厳経』の描き出す世界、密教が、どのような関係にあるかを理解することができます。弘法大師という第一人者の紹介する仏教の全体像を学びます(『秘蔵宝鑰』の現代語訳を用います)。

第4回(10/30) 十住心の体系(その2)
 『秘密曼陀羅十住心論』とその略本である『秘蔵宝鑰』では、密教に限らずインドや中国から伝わってきたさまざまな教えが、十の心のあり方に対応するものとして体系化されています(十住心)。それを読むと、儒教や道教、唯識や中観のような仏教理論、『般若心経』の「空(くう)」の教え、『法華経』や『華厳経』の描き出す世界、密教が、どのような関係にあるかを理解することができます。弘法大師という第一人者の紹介する仏教の全体像を学びます(『秘蔵宝鑰』の現代語訳を用います)。

第5回(11/06) 十住心の体系(その3)
 『秘密曼陀羅十住心論』とその略本である『秘蔵宝鑰』では、密教に限らずインドや中国から伝わってきたさまざまな教えが、十の心のあり方に対応するものとして体系化されています(十住心)。それを読むと、儒教や道教、唯識や中観のような仏教理論、『般若心経』の「空(くう)」の教え、『法華経』や『華厳経』の描き出す世界、密教が、どのような関係にあるかを理解することができます。弘法大師という第一人者の紹介する仏教の全体像を学びます(『秘蔵宝鑰』の現代語訳を用います)。

定員24名。一般申し込みの受付は、8/30 9:30~です。

https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/59406/



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