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俺は大谷翔平じゃない。

大谷翔平選手。

野球というスポーツに携わっている人で知らない人はいない。

スポーツをやっていない人でも日本国内なら知らない人の方が少ない。

そのくらい有名なスポーツ選手であり、偉大な成績を残し続けている。

WBC(ワールドベースボールクラシック)での活躍は記憶に新しいのではないであろうか。

スポーツをやっている人だけではなく、日本中に感動と勇気を与えた、価値のある大会だったと私は思う。

日々、私たちは沢山の希望や悩みを抱えながら生きている。

スイスの哲学者、ルソーの言葉を借りるなら、

「生きることは呼吸することではない。行動することだ」。

人は毎日一生懸命生きている。

誰しも承認欲求を満たしたい、自分の決めた目標を達成して幸せになりたいと考えている。

私もそのうちの一人である。

その欲求は人よりも強い方だと自負している。

負けず嫌いというよりは、自分の決めた目標を達成できない自分が嫌いという感情が強い。

その中で、プロの第一線で活躍している人を見ると、凄いなと思う反面負けたくないという感情にもなる。

私自身、よく周りから原動力は何かと聞かれることが多い。

私自身もはっきりとわかっていない。

きっと根底にあるのはきっとネガティブな感情だと思っている。

家庭環境やDNAがあまり良くないからこその感情だと思う。

あの人より劣っている。
あの人に負けている。
負けたくない。

小さい頃そう思い生きてきた。

だからこそ根底になるのはその感情であろうと思う。

しかし、大人になるにつれ、かっこいい人間に触れ合うことが増えた。

環境が合わせる人間関係を大きく決める。

だからこそ、私は難しいと言われる選択をし続けている。

そこで会う人間は皆、生き様がかっこいい。

ただ、お金を稼いでやる、成功するという気持ちではなく、目的を持っている。

役者ならなんのために、そこに立っているか。
プロ野球選手ならなんのために野球をしているか。
ビジネスマンならなんのためにお金を稼ぐか。

私がかっこいいと思う人間は皆、この目的がはっきりしている。

人生の目的は人それぞれであるし、そこに他者介入はあってはいけないと思う。

自分自身で決め遂行すること。

これが生き抜くということなのだと感じている。

できるだけスマートに結果を出して良い人生にしたい。

誰もが成功したいと思っているはず。

それは当たり前に、自ら貧しい生活を好んで生きる人は少ない。

社会人になって感じたこと。

お金は当たり前にあった方がいい。

そう感じた。

この世にお金というものがなくなり、資本主義がなくなれば不要であろう。

だが、現実何をするにもお金はかかる。

社会人になって、結果主義という環境に身を置いた。

営業はどんなもんなのかと。

理想像はスマートに格好良く結果を出し続ける。

現実は全く違った。

なぜなら私は大谷翔平選手じゃない。

営業としての能力もなければ、できることもない。

実力が全くない。

そもそも何十年もやってきた野球で大した結果を出せていない落ちこぼれである。

ここで完璧主義のプライドを捨てた。

グレーなこと以外は全てやる。

取引先との会食では朝まで遊ぶことがベース。

経費で落ちない会計も当たり前に「経費でいけます!」と言って支払ってきた。

次の日のことなど、当たり前に気にすることはない。

人によっては、飲み会には行かないという人もいるだろう。

だが、私は何がなんでもやると決めていた。

プラスになること全てをやった。

仕事とプライベートなど当たり前に分けるわけがない。

どんなに二日酔いでも出勤し、やることはやる。

取引先への配慮は決して怠らない。

どんなにきつくても誘われたら「勿論行かせていただきます!」。

吐きながらでも飲んだし、絶対に潰れなかった。

本当はそんなこと必要ないかもしれない。

だけど何度も言うが、私は大谷翔平さんじゃない。

実力がないからこそ泥臭くやる以外に選択肢はない。

真面目に生きてきた幼少期。

門限は絶対に守るし、ルールも絶対に守ってきた。

小中で正義感を持って完璧になんでもこなさないと行けないと思っていた。

高校時代で人を蹴落としてでもやるという根性がついた。

そのおかげで変われた。

真面目すぎな自分を野球というスポーツが変えたくれた。

ここまで26年間。

大した結果も出せていないし、何者でもない。

だが、私はまだまだ泥臭く生きて挑戦し続ける。

何者でもないからこそ、泥臭く生きる。

プロ野球選手に負けない。

何がなんでも成功してやると言う強い気持ちを持つ。

チャンスを探して絶対に掴むと言う準備を日常でする。

人生の目的をぶらすことなく諦めずに歩んで行こうと思う。


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