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おざっす。っちは。あざっす。野球部の挨拶って社会で通用するの?

野球歴14年。
社会人歴2年と1ヶ月。

野球に関しては大学まで部活動でやって、同期、先輩後輩にはプロがいて大学日本一まで経験した。

ある程度のことは話せるし学んできた自負がある。
勿論現場レベルの話になるので、理論的なところは私よりも知識ある人は山ほどいる。
現場レベルでは、人よりは多くのことを話せると思う。

社会に出て営業職として働いて2年間。
感じたことは山ほどある。
その中で野球をやってきてこれは一緒だな思う部分、野球の中で学んできたことが生かされているなと感じたことを一部共有したいと思う。
現役の学生に少しでも参考になると幸いである。

野球部の挨拶は社会に出ても通用する

おざっす。っちは。あざっす。
野球部の代名詞の挨拶。
私自身も社会に出てからも何度も使っている。
全力笑顔で「っちは」。と。
むしろ元気よく笑顔でこの挨拶をすると第一印象でスポーツマンと分かってもらえる。
体育会で競技をしている人は安心して欲しい。
社会に出ても何も変えずに元気よく挨拶していれば印象という面ではかなり良い。

そもそも挨拶する理由って?

私自身、野球を14年間やってきて常々挨拶はしっかりすることと教えられてきた。
体育会に属する人は大半が挨拶はしっかりしなさい。と教えられていると思う。
ただ、挨拶をする理由をしっかり考えてやるのとやらないとでは社会に出てから、コミュニケーションを取る上で大きな差となる。
ザ・体育会系で育った私の考え方を皆さんに共有したいと思う。

挨拶=相手の気持ちに寄り添うもの

「ご馳走様でした。すごく美味しくて感動しました!また来ますね!」。

「ご馳走様でした」。

「、、、」ガラッ(扉開ける音)

皆さんは受け手としてどの挨拶が言われて気持ちの良いものだろうか。

答えはもちろん一番上の気持ちに寄り添った挨拶であると思う。
挨拶とは相手ベースであり、コミュニケーションツールの一つに過ぎない。
だからこそ相手に寄り添うことが必要になってくる。

とりあえず挨拶は今すぐ辞めろ!

私はとりあえず挨拶しておけという考えは好きではない。
だが残念なことに体育会系はとりあえず挨拶、返事の世界である。
とりあえず挨拶に好意を持たない理由は以下の通り。
・挨拶の本質をいつまでも理解できない。
・挨拶された側にとりあえずが伝わる。
・折角の挨拶が無駄になる。

1つ目の挨拶の本質は、様々な定義があるが、私は「相手」にあると思う。
相手とは勿論挨拶される側の人間。
相手に何かしらの感情を伝えるため、これからその人と良好な関係を築くため、会社であればお客様に好印象を残すため、挨拶には様々な意味がある。
挨拶とは全て相手がいて成り立つものである。
相手を喜ばせるためにどういった挨拶の工夫ができるかを普段癖づけていかない手はない。

2つ目に関しては私の体験になる。
私は沢山の先輩、後輩と携わってきた。
その中で適当な挨拶は伝わる。
ポケットに手を入れながら、イヤホンをつけたまま挨拶をする人間も見受けられた。
たかが挨拶で、別にそのくらいいいだろと思う方もいるはずだ。
だが、先程も述べたが挨拶の肝は相手がどう思うかである。
先輩が後輩に挨拶をされて、なんだあいつと思われた時点で、良いコミュニケーションを取ることに対して一歩後退する。
たかが挨拶で。
逆を言えば、毎回目を見て気持ちよく挨拶をしてくれる後輩は困った時に手を差し伸べようと思うものである。

3つ目は上記と重複する部分が多い。
先輩にこっ酷く指導された挨拶。
挨拶したのに何で怒られなきゃいけないと思ったことがある皆さんには相手あっての挨拶だと理解してほしい。
どうやったら相手が喜ぶか、何て声かけをすれば良いか、それを考えるだけで全ての挨拶が変わる。
食堂のおばちゃんに対してどういう挨拶をすれば喜んで貰えるか、バスの運転手、先輩、後輩、両親、こうやって考えていくだけでただの挨拶が本当の挨拶に変わっていく。

部活動の先輩諸君。聞いてくれ。

部活動では挨拶することは教えて貰えるが、挨拶をする理由を教えて貰うことは少ない。
上級生がこれらを理解して下級生に挨拶をする理由を伝えるだけで、全てが変わる。
結果も含めて全てが変わる。
「おい!何でお前挨拶できねーんだよ」と怒鳴りつけることは簡単。
簡単だが、その指導の仕方では下級生の不満のみが溜まる。
上級生は「別に挨拶なんかしなくても良い。ただ、挨拶っていうのは相手がどう思うか。どういう接し方が相手を気持ち良くできるかを考えろ。考えてその中で挨拶が必要と思うなら挨拶をしっかりすればいいだけ」。と指導してあげることが一番。
今の時代はああやれ、これやれが通用する時代ではない。
下級生にしっかり考えさせることが上級生に求められる。

ラストインプレッションを意識しろ!

参考までに私が常に意識していることを伝える。
それは、相手に寄り添ったラストインプレッションを意識するということ。
よく、CAの方が使っている言葉である。
ラストインプレッションとは、最後の印象。
挨拶で意識することは余韻を残すこと。
相手が嬉しい、気持ちいいと思って貰えるような挨拶をすること。
ご馳走さまの話もそうで、何か一言、二言付け加えるだけで相手への印象は異なる。

最後に。

体育会の皆さん。
もう一度言います。
安心してください。
皆さんは挨拶を徹底的に指導され、挨拶をするということに関してはプロフェッショナルです。
こんなに素晴らしい挨拶環境はありません。
今の環境に全力で感謝してください。
そして聞いてください。
社会に出ると挨拶できない人が大半です。
体育会の皆さんにはそのアドバンテージがあります。
そのアドバンテージを生かさない手はありませんよ。
相手がいて初めて挨拶は成り立つものです。
そして相手とのコミュニケーションツールの一つです。
社会に出ても、相手を喜ばせる、相手ベースで考える、これらは凄く重要な考え方になってきます。
特に私は営業マンです。
商品は決まっていますが大切なことは誰から紹介を受けるか、それに尽きます。
できる営業マンは信用が積み重なって人で選んで貰えるのが特徴的です。
その中で極めて重要なものが挨拶となってきます。
さぁ皆さん。
挨拶なんて、してもしなくてもいいんですよ。
選ぶのはあなた次第です。
体育会でやってきた皆さんなら答えはわかっているはずです。
あ、最後の最後に。
この体育会系の挨拶が嫌いって言う人も中にはいますので理想はやっぱり相手ということを意識して使い分けるということに尽きますね。
おそらく、体育会系のみならず特に新社会人の皆さんにこの考え方はハマると思いますのでぜひ試してみてください。

また私の実体験で野球と繋がる思考を発信したいと思います。
また会いましょう。
高校時代の野球ノート振り返ったらほとんど同じこと書いてあってびっくりしました。

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