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汚家と健康被害

 実家に戻ってはや1か月半。私の体調の変化が見られた。もちろん悪い意味でだ。

 色々と考えたが、汚家が影響している可能性が高いのではないかと思ったので、私の身体の変化と汚家との関係について考察をしていきたい。


一人暮らし時期の体調

 一人暮らしの時の体調については、家が原因の体調不良は見られなかった。一部屋キッチン付き、脱衣所は無いが浴室とトイレは別という至って普通の物件に住んでいたわけだが(キッチンが狭すぎて冷蔵庫が置けず室内に置いていたが)、初めから一人暮らしを開始したので何処に何があるかは把握出来ていたし、それによって汚れ具合も把握は出来ていた。

 そのため、休みの日には「今日はここを掃除しよう」「最近ここを掃除していないから掃除しよう」「なんだか冷蔵庫の中がゴチャゴチャとしてきたから整理しよう」等と、自由に掃除の段取りを決め、実行することが出来ていた。

 このことから室内がどうしようもなくとんでもない状況にはならなかった。というより、自分の中の一定のラインを超えると「ああああああああああ掃除しよう!!!」となっていた。

 汚れ具合に自分が耐えられなくなり掃除する。そんな生活をしていた。

 だって浴室のピンクのヌルヌル嫌だし。コンロ回りの油の飛び散ったのも嫌だし。埃塗れになった部屋の隅を見ると萎えるし。

 それと同時に、晴れている日に掃除するのは気分が良かったことも影響していた。晴れている日に洗濯機を回しつつ、洗い終わるまでの時間に部屋を掃除。洗い終わる頃にコンロをセスキ水に漬け、風呂場のカビにカビキラーを吹きかけ、漬けている間に洗濯物を干す。干し終わったら風呂場のカビキラーを流したりコンロ回りを掃除したり。

 そんなに頻繁に大掃除のようなことはしなかったが、晴れている日は「よしやるぞ!」という気分になりやすかったため、そういう場所の掃除は普通の範囲内でやっていたような気がする。

実家に帰ってから

咳が止まらない

 一人暮らしでは、部屋が原因の体調不良は無かった。しかし実家に帰ってからある変化が現れた。

 まず咳が止まらない。もともと小児喘息を持っていたが、それに酷似した症状が現れ始めた。ちなみに一人暮らしをしていた頃は咳が長く続くのは冬場の乾燥した季節のみだった。

 風邪もひいた。環境が変わると体調を崩しやすくなるというが、一人暮らしのマンションにはいなかった風邪菌がいたのだろうか。しょっぱなから風邪を引いた。

 風邪自体は治ったがぜーぜーヒューヒュー、喘鳴が現れる。発作的に咳き込む。辛い。夏場でこんなに咳き込むことは一人暮らし時にはなかった。埃っぽい環境も影響しているのは確実だろう。


不眠

 過去の記事に画像を載せたが、我が家は天井が落ちている。それはつまり外と家の中が繋がっているということだ。そうなるとどういうことが起きるか。

 そう、虫が家の中に入ってくるのだ。


 蚊、蜘蛛、蝿、蜂、大物だとコガネムシ、カミキリムシ。ちなみにコガネムシは私が「さて寝るか」と自分の布団に向かったら、私の枕の上に鎮座していた。

 それと不眠がどう関係するかというと、睡眠が虫に邪魔されるのだ。

 蚊はまだいい。蚊取り線香を焚けば大人しくなってくれる。蜂や蝿は自己主張が強いので本体を把握して駆逐するのは容易。大物も然り。しかし問題は蜘蛛だ。今の時期は蜘蛛が子作りをする季節。子孫を作ろうとせっせと尊い営みを行っている。それは別にいい。生き物としては正しい行動なのだろう。問題は生まれた子蜘蛛だ。奴らは1ミリにも満たない小柄な身体で、いくら気を付けようが私の身体にいつの間にか這っている。別に毒蜘蛛でもないし、噛んだりはしない。しかしウトウトとしている中で身体にチョロチョロと這ってくる。不快度指数が半端無い。

 一人暮らしの文明的なマンションで一人暮らしをしてしまった私には耐えられない。家にいるはずなのにサバイバルでもしているような気分になってくる。

 そんなこんなで不眠の状況が続いていくのだ。

下痢

 汚家はもれなく不衛生とセットだと思う。だって汚い。汚いということは不衛生。一応実家に戻ってきてから台所は掃除した。次亜塩素酸ナトリウムを使用して消毒も行った。しかし、まだ手の行き届いていない場所があるのも事実だが、食品関係を扱う場所はせめて清潔にしないと私の命が危ない。ちなみに今はお惣菜で済ませることが多い。命を失うのは流石に惜しい。

 ただ、食事は買って食べれば何とかなる為、掃除の優先順位は自分の中では低くなっている。

メンタル面

 このような環境で生活をしていたら、やはりストレスは溜まる。イライラしたりネガティブなことを考える時間が増えたのは事実だ。「なんでこんなに汚いんだ」「どうして家がこんなことになっているんだ」と憤りはある。しかし、感情に目を向けても現状汚いことには変わりないので、やはり片付けや掃除をするしかないのである。しなければこの状況は長引くだけだろう。現状を打破する方法は綺麗にすることだと理解はしているが、やはり私も人間。感情があるため浮き沈みをしてしまう。幸いなことは、このメンタル面の変化も自覚していることだろうか。


結論「汚家はヤバい」

 以上が私の変化である。環境が変わるだけでこんなにも自身に変化がもたらされるのである。この間、約1か月半だ。

 これ以上、汚家起因の体調不良を起こしたくはない。明日も私は家を片付けていく。

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