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畳からフローリングへ

 寒い日が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしだろうか。

 私は相も変わらず家の片づけや修繕に精を出していた。この間に過敏性腸症候群を発症し同時進行で治療をしていたが、今日も生きている。

 さて今回は畳を剥がし、フローリングにした時のことを書いていく。


襖がボロなら畳もボロ

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 畳、日本で古くから愛されている伝統的な床材。新品は目に優しい緑色をし、年月が経つにつれて黄色や飴色といった味のある色になる。新品の畳特有のあの香りを嗅ぐと、なんとも心地良い気持ちになる。

 そんな畳も年月が経ちすぎれば香りは吹き飛び飴色を通り越して枯れ葉色である。さらに近年、夏が猛暑や多湿の日が多いせいだろうか。カビも見受けられる。うーむ、この部屋も開かずの間となっていたため、空気がこもって生えた可能性も否めない。

 と、まぁ。このままこの畳に布団を敷いて寝る気には全くなれないし、掃除のしやすさから言うとフローリングのほうがしやすいので、フローリングにすることにした。


畳剥がしは重労働

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 読んでくれている皆様の中で、畳を剥がしたことのある方はいったいどのくらいいるだろうか。私も今回初めて畳を剥がした。

 バールを縁に差し込み、テコの原理で持ち上げる。持ち上げた隙間から畳を持ち、剥がしていく。

 が、重たい。たぶん畳の種類とかにもよるのだろうか、重たい。体感的に力持ちの男性は一人で持てるが、それ以外では二人で持つくらいが丁度良いくらいの重さ。私は自他共に認めるモヤシっ子で非力ため、宙に浮くくらいヨイショっと持てない。端を持ってズリズリと引っ張って移動させた。


板張る前に根太を打つ

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 直接フローリングを張るにしては、床と壁の高さがあり過ぎる。ちょうどいい高さにしたかったため、根太というものを打ってみた。木は普通の角材で、床下と壁の高さを図り、それに合った角材をホームセンターで買ってきた。

 根太同士の幅は広すぎると、板を張った後に乗ると体重で弛む可能性があるらしいので、30センチくらいの幅にしてみた。

 本来なら次に断熱材を敷くのだが、家全体隙間だらけなため床だけ断熱材敷いても意味がないのではないかと思い、敷かないことにした。


端っこから張っていく

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 いざ張り付け。フローリングの板も、天井板と同じように組み合わさるように出来ている。隙間が出来すぎないように張る。

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 端のほうはどうしても長さがバラバラになるため、その都度測りながら切って使う。ジグソーを使用したが、色々な物を切って酷使し続けたせいか刃がだめになってしまったため、途中からノコギリで切った。今度ジグソーの刃を購入しなくては…。


デカい敵

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 画像を見ながら、「なんで畳を一気に剥がさないんだ」と疑問に思った方はいるだろうか。その答えが上の画像だ。

 この部屋にはデカいタンスが2つもあるのだ。デカい、重いの二重苦。ここは2階であり、さすがに階段から降ろして別の部屋に移動は無理だった。なので、タンスを片方の場所に寄せておいて、タンスが乗るくらいフローリングを張ったらフローリングの上に移動させる方法にした。

 フローリングが傷つかないかヒヤヒヤしたが、案外大丈夫だった。

 デカい敵も移動させたことだし、畳を一気に剥がしてドンドン進めていく。


畳からフローリングへ

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 タンスを移動した後は一気に進めることが出来た。一番最後の板を張るのが難しく、3時間くらいかかってしまったが無事に張ることに成功。

 いかがだろうか。ゴミに埋もれていた部屋と同じ部屋だとは思えない仕上がりだ。

 壁が真っ白だったので、床の色もグレーや白みがかっている色にしてみたが、しっくりきている。

 ドアだけがボロで異質な雰囲気を醸し出しているが、今回はフローリングに留める。余力があったらドアに手を出すかもしれない(直すとは言っていない)。


ついに

 ついに自分の部屋が確保出来るようになった。使える部屋が無かったため実家に出戻ってから、自分の引っ越し荷物の荷ほどきが全然出来ていなかったのだ。

 自分のパーソナルな場所があるのとないのではやはり違う。そして安心して夜寝ることが出来る。今は荷物をこの部屋に移して、毎晩暖かくして寝ることが出来ている。この記事も、この部屋でヒーターをつけてぬくぬくと書いている。とても文明的である。

 あぁ……、本格的な冬を迎える前に完成出来て本当に良かった。

 

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