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あの頃とは別人だね!と言える日が来るように

「自信を持つって、こんなに変わるもんなんですね!」

幼児教室の先生が、息子の様子を見てしみじみ言っていました。

発達がゆっくりな息子は、2歳の時から月に1回、保健センターの幼児教室へ通っています。

通い始めたばかりのころは、初めての場所や人に慣れるのにものすごく時間がかかる性格のため、とにかく私の足にしがみついて、ビクビクと遊んでいました。

「繊細さんだから仕方ない、彼のペースでゆっくり見守ろう」とこの2年間寄り添ってきました。

時には「なんでほかの子は簡単にできることに、こんなに時間がかかるんだろう」と悩み、ふか〜いため息とともに暗い気持ちで帰ってくることもありました。

そんな息子が、だんだんと自信を持って行動できるようになってきました。

「せんせー、これあげる」
「せんせー、こっち来て〜!」

大きな声で話しかけて、キャッキャと楽しそうに遊んでいます。

そんな様子を見た先生が、驚きながらおっしゃった言葉が冒頭のひとこと。

最近の息子は、保育園でもとにかく絶好調のよう。

「すごく大きな声で話してくれるようになりました」
「みんなと一緒に楽しそうに遊べました」
「自分からたくさん話しかけてくれるようになりました」
「ハイっと手を挙げて質問してくれました」

お迎えに行くと、こんな言葉を先生からいただくことが増えました。「ほんと、最近絶好調ですよ!」と。

どれもほかの子にとっては、当たり前のことかもしれません。けれど、息子にとっては、とても大きなハードルなので、できたことをみんな一緒に喜んでくれます。

幼児教室の先生とも話したけれど、少しずつ小さな一歩を積みかさねて「できたぞ!」と自信をつけると、別人のように行動が変わるんだな、と驚きました。

最初は怖くて不安で足がすくみ、絶対にできないと思っていたことでも、チャレンジできるようになる。

やってみよう!と思考が変われば、行動が変わり、そして結果も変わる。
結果が出るから、また思考も変わる、そんな良いサイクルが息子の中にできあがっているのを、近くで見ていて実感しました。

自信って、人の行動を180度変えることができるんだなぁ〜。

大人は、なかなか自分のできたことに目を向けたり、思いっきり自分をほめてあげることって少ない気がします。

ましてや人から「すごいね!できたね!」と褒められることなんて、めったにない。

そして、私の場合やっかいなことに、何かできたとしても「こんなことで喜んでどうする!調子に乗らずにもっと頑張れよ」と、自分の中の鬼コーチが喜ぶことを許してくれません。

これが私がなかなか自信を持てないワケなのです。

でも鬼コーチさん、息子を見てくださいよ。自信を持つってこんなに良いことじゃない?もう少し褒めてくれてもいいんじゃないの。

これからは、少しでも何かできたら、「よかったね!すごいよ!自信を持って、また次の行動にチャレンジしてごらん」って、鬼コーチに言ってもらうことにしよう。

少しの自信でも、それを糧に次のチャレンジに進めば、どんどん新しい自分に出会える気がします。

子供に刺激をもらいながら、私もあっと驚くような変化をしていきたいな。

いつか、あの頃と別人みたいだねって言える日がくるように!


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