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月を撮影するときの4つのポイント

こんにちは、コナミ・サルポアです。

私は身近にある景色を作品にというテーマで撮影しています。月も私たちの身近に存在し、なおかつ可愛い雰囲気でシンプルなので私自身非常に好きな被写体の一つです。

今回は月を撮影するときのコツやポイントを私の写真を用いて解説致します。

以下4つのポイントを意識するだけで格段に月の撮影が楽しくなります。

1.中望遠もしくは望遠ズームレンズを使う
2.カメラの設定を意識する
3.時間帯を意識する
4.切り取り方を意識する

1つずつ解説していきます。

1.中望遠もしくは望遠ズームレンズを使う

はじめに望遠レンズとは、遠くの被写体を大きく写すために使用されます。

中望遠レンズとは、名前の通り標準レンズと望遠レンズの中間の焦点距離を持つレンズのことであり、約85mm~135mmのレンズのことを示します。

望遠レンズとは、焦点距離が約135mm~300mmのレンズのことを示します。

望遠ズームレンズをおすすめする理由としては、望遠単焦点レンズと比較すると、安価かつ軽量であり学生や初心者の方でも気軽に望遠レンズを試すことができるからです。

また、月は地上から遠い被写体であるので望遠ズームレンズを用いて大きく写すことをおすすめします。

実際に私はTAMRONの28-200mmのレンズを使用していますが非常に使い勝手が良く、おすすめです。

2.カメラの設定を意識する

・シャッター速度(SS)
シャッター速度(SS)が遅いと取り込まれる光量が多くなるため、写真が明るくなり、SSが速いと取り込まれる光量が少なくなるため、写真が暗くなります。

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・絞り値(F値)
F値を大きくすると絞られるため、写真が暗くなり、F値を小さくすると絞りは開き光が多く入るので写真が明るくなります。

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・ISO感度
ISO感度とは、レンズから入ってきた光をどの程度増幅させるかの指標です。

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これらの3つを意識して、時と場合に合わせて設定を変化させると思い通りの写真を撮影することができます。

これを踏まえて具体例を見てみましょう。

↓明るい昼間の作例↓

SS1/3200、F値9.0、ISO感度1250 (15時17分撮影)

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↓夕暮れ時の作例↓

SS1/500、F値11、ISO感度1250 (16時41分撮影)

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3.時間帯を意識する

夕方前の時間帯は以下のような青色の空で爽やかな雰囲気になります。青空が綺麗なのでLrのカラーミキサーブルーのところを-40程に設定すると淡い色になるのでおすすめです。

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一方で、日没30分前から日没30分後は桃色がかった可愛らしい雰囲気になります。桃色を目立たせたいのでこの場合はLrのホワイトバランス色被り補正を+35程にして調整するのがおすすめです。

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私は暖色系の可愛らしい写真を好むので日没30分前から日没30分後がおすすめです。是非時間帯を気にして試してみてください!

4.切り取り方を意識する

月はシンプルな被写体なので最小限に要素を少なくして撮影する、いわゆるミニマルフォトと相性が良いと思います。

しかし、ただ月を撮影するだけでは誰でも簡単に撮影できてしまい面白味にかけるので私は以下のようなポイントを意識しています。

1.街にあるオブジェクトとツーショットで撮影する

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ツーショットで撮影することで自分のオリジナル写真になり、ありきたりな月写真ではなくなり、なおかつシンプルな写真にできるのでおすすめです。

2.電線と撮影する

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街中にある電線と一緒に撮影するだけで簡単に他人と差別化した写真を撮影する事ができます。

3.手を写す

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手を写すことでストーリー性のある写真になります。

4.樹木を写す

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樹木には様々な形がるのでこれもまた他人との差別化を図ることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

月というのは天気が良い日であれば誰でも簡単に撮影できます。まさに身近にある被写体です。

月を撮影する際のポイントは下記の4つです。

1.中望遠もしくは望遠ズームレンズを使う
2.カメラの設定を意識する
3.時間帯を意識する
4.切り取り方を意識する

4つのポイントを抑えて楽しく月の撮影をしましょう!




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