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「とりあえず生で!」に物申す、私なりのお酒の楽しみ方

「とりあえず生で!」
この言葉を使い始めてから、一体どのくらいたっただろうか?大学生の時にお酒デビューを果たしたので、かれこれ14、5年はたっているだろう。

その間、疑うことなく何度となく発してきたこのフレーズ。突如として、疑問に思った。
「あれ?私って生ビール好きなんだっけ?」

それどころか、生ビールを飲んだ後、疑うことなく頼んでいた2、3杯目から突入するレモンサワーとハイボールも、「あれ?私好きなんだっけ?」

これはスランプなのか?

今まで日常的におこなっていた行動に、疑問を抱くようになった。

皆がそうしているからと、とくに疑うことなく周りにあわせてきた。

しかし、自分とお酒と一対一で向き合ってみると、しまいには、何のお酒を飲んだらいいのか分からなくなる始末。

仕方なく、飲み慣れているはずのレモンサワーを頼むも、「やっぱりなんか違うな...」と思いながら、自分の中の違和感は何なんだろうと考えていた。

そもそも、お酒にはいろんな楽しみ方があるが、

私なりの楽しみ方は、みんなとワイワイ飲んで楽しむことと、料理に相性のいいお酒を楽しむことだ。

それでいくと、入店直後の注文はまだ酔ってないからテンションは低めだし、料理が運ばれる前の段階で、料理に合うお酒を選ぶなんてほぼ不可能だから、

最初の1杯の注文ってかなり難易度が高くないか!?という話である。

焼肉や焼鳥とか何がメインかわかるお店なら、相性がいい生ビールを頼むけど、

俗にいう居酒屋さんで、しかもコース料理が注文されているとなると、

最初にどんな料理が出てくるのか事前に把握できているならまだしも、

そうじゃない場合は、よく分からないから、「とりあえず生で」と言わなければならない。

自分がお酒を飲むことを最大限に楽しもうと思ったら、思考停止の「生で」はなかなか賭けの注文である。

さて、問題点が見つかったので、改善策を考えればいい。

フレンチ料理には、アペリティフ(食前酒)というものがある。

炭酸や甘味で食欲を増進させる効果があるため、最初の1杯目に出されるものだ。

これだ!

そう、私には生ビールではなく、甘い炭酸の飲み物があっているのだ!

ピンと思いつくものといったらラムネか、澪(スパークリング日本酒)しかないけれど、

会社の飲み会でいきなり「ラムネで!」と言うと、意味のわからないやつになってしまう...。

さてどうしたものか?

まだまだ、「とりあえず生で!」にかわる、私の中でのお酒は見つからないが、

一緒に飲む人と歩調を合わせられて、かつ自分がベストだと思うお酒を見つけられるよう、もう少しお酒の楽しみ方について考えていきたいと思う。

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