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わたしとフィンランド

フィンランドについて初めて知った日のことを。
わたしは今でも思い出せる。
眩しいほどの西日に照らされた図書館の一室。
わたしは大学3年生だった。

当時のわたしは、3年生から一人暮らしを始めた。家具を揃えようと思い、図書館で情報集めに向かう。雑誌を広げ、自分の「好きなもの」に付箋を貼っていく。
あとからそのページを見返していると、あることに気がついた。

”北欧デザイン”

付箋を貼ったどのページにも、その聞き慣れない言葉が並んでいた。

「どうやら自分はこの”北欧デザイン”というものが好きらしい。でも北欧デザインってなんだ?」それがわたしと北欧の初対面だった。

自分の好きなものに似た傾向があることがわかったわたしは、北欧デザインが何かを知りたいと思った。(その時はイスなどのインテリアを。)

ある日、大学内で男性が持つトートバッグに興味を持った。面識はないので、どこのブランドかは聞けなかったが、後々それも北欧デザインであることがわかり、驚嘆するといった出来事があった。
(それはマリメッコというブランド。デザインはシールトラプータルハという。)

「どうやら自分は本当に北欧デザインが好きみたいだ…」
どこか運命じみたものを感じる。
そこからはインテリアよりもテキスタイルを。
北欧よりもフィンランドを好きになっていった。


↓わたしが最初に好きになった北欧デザイン。
今でも大好きなデザインです。

marimekko/シールトラプータルハ


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