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ブダペスト滞在メモ202306:バレエを観たよ

2023年6月のブダペスト滞在記です.

今回のブダペスト入りは遅延リスクを考慮して羽田夜発ブダペスト朝8時着の便にしました.あと,時差ぼけ解消のために昼寝は短く,夜にも活動するようにと,ブダペスト国立歌劇場の夜公演のチケットをオンライン購入しておきました.

日付が決まっているので種類や演目は選択不可.この日はどうやらバレエの「ピグマリオン・エフェクト」だそうです.

オペラ,クラシックコンサート,ミュージカルの鑑賞経験は数えるほど,バレエは全く未経験.シナリオやトレイラー映像をちょっと眺めても全くぴんと来ないのですが,過去の経験上こういった歴史ある会場の出し物は自分が消化できなくても経験しておくのが良い,ということでチケットをぽちり.座席もお値打ちで遠いともし自分に合った体験の時にその感動が薄れてしまうかも…と思い,思い切って前の方を取りました.アメリカのスポーツ(前の方はむちゃんこ高い)や昨今の日本のライブ(同じ値段なのに抽選)と比べると良心的だったと思います(価格帯は日本の劇団四季と似た感じだと思いました).


ブダペスト国立歌劇場

ブダペスト国立歌劇場は浅いことで有名なブダペスト地下鉄1号線沿い.ペシュト側の中心地にあります.


内装はまぁとにかく豪華.7年前に見学ツアーに参加したことがあったので知ってはいましたが,現役の劇場設備なんですよね.オーケストラピットも覗けました.

肝心のバレエですが,現代を題材とした劇で,衣装を含め演出が分かりやすくテーマも普遍的な(よく見かける)ものだったのでおおむねの筋はわかりました.歌詞が分からないとつらくなるオペラよりも自分向きかもしれない(たまたまこの演目が運が良かっただけかもしれない).第1幕後にあらすじを読み直したら自分の解釈が大筋合ってて安心.


幕間にはバーで軽食と会話を楽しむお客さん.何か食べようかと思いましたが売っているパンが思いのほか大きくてやめました.あの大きさあの短時間で食べるのか…?

そうこうしているうちに第2幕も終了.終わった瞬間に拍手と歓声がめちゃ大きくてびっくりしました.劇中は静か(そりゃそうだ)なのでギャップに驚く.いつも観に行ってるのは途中で歓声上がるからなー.

バレエ素人でしたが,鍛えられたダンサーが何十人も舞台上で飛び跳ねているだけで気分が上がりました.主演女優は役どころとして粗野な/矯正された/機械のような/優雅な踊りが要求されていて,それらすべてがきちんと踊り分けられているのがすごかったです(素人並み感想).あと,主要なキャストの一人が日本人男性(清田元海さん)だったのも印象的でした.

移動の疲れで眠ってしまうのではないかと心配でしたが(開演前にハンガリー語でどなたかの表彰式が結構長い時間続いたときにはあぶなかったですが…(苦笑)),鑑賞後は興奮できっちり目が冴えてました.


終演後,さすがに空いているレストランも多くなく,えいやーと入った店の煮込み料理とパスタの量が多すぎるのはヨーロッパに来たなーと実感しました.

あと,しっかり時差ぼけして深夜(早朝?)4時に目覚めました.

続くかもしれない.

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