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スポーツアナリティクスジャパン(SAJ2023)に参加しました.

日本スポーツアナリスト協会が主催するイベント,スポーツアナリティクスジャパン2023(SAJ2023)に参加しました.スポーツアナリストがデータ活用に関して発表・議論するイベントです.数年前から存在は知っていて気になっていたのですが,今年初参加することとしました(去年までは時期が合わなかった)

参加した結論から言うと,「一人の素人スポーツファンとして,おもしろすぎる!」話ばかりでした.

代表監督2名の講演

すべての講演が素晴らしかったのは大前提として,それでもやはり現在のメジャースポーツの代表監督,森保監督(サッカー)と栗山監督(野球)の話を聞けたのがまずすごい.森保監督は会場で,サンフレッチェ時代のアナリストである久永先生(現岡山理科大学准教授)とともにワールドカップをはじめとして代表のチーム強化の現場でのデータ活用についてみっちり1時間の講演でした.

栗山監督は収録のインタビューでしたが,WBCのチーム編成に際してアナリストやデータ活用の状況や意図についての講演.

どちらもモデレーターやインタビュワーの準備や質問が素晴らしく,マスメディアでは(場合によっては専門誌でも)なかなか話題に上がらない部分について,かなり率直に内情をお話しいただけていた印象です.想定される聴衆が現役または未来のアナリストということで,これからの世代を激励するメッセージもありまsちあ.また,どちらの監督も「選手に本番で最大限パフォーマンスを発揮してもらう」ことを重視している,と私は理解しました.

そのほか,私の関心テーマと近い(ほぼ同じ)選手の貢献の定量化の研究や,逆にまったく知識のない生理学的なデータ計測・活用やビデオ編集について,果てはスポーツと大規模言語モデル(ChatGPTなど)の関係まで,1日頭が刺激されっぱなしでした.興奮状態でコーヒーを飲みながらこの原稿を書いています(笑

自分としてはスポーツデータにまだまだ関心がありますし,できていないことも山のようにあるので細々と関与していくつもりなのですが,このイベントで「どの領域には簡単には入っていってはいけないかな」ということも分かったような気がします.関心は持って勉強しつつも,現場の専門家リスペクトですね.当たり前ですが.

年を取ってきたせいか,初対面の方にご挨拶して名刺を受け取ってもらうことにどんどん抵抗がなくなってきた気がします.受け取っていただいた皆様,迷惑だったらすみません.ネット上でよくお見掛けする方々と直接お話しできたのも,参加してよかったところです.

(2023年5月.トップ画像は会場で配られていたかまぼこです.おいしかったです!)

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