見出し画像

8.ナンバー2の仕事【権限移譲】

ナンバー2の仕事はたくさんありますが、今日は

権限移譲

についてお話します。

上司の仕事を盗む

会社が大きくなっていくと仕事が増えていきます。

仕事が増え、こなせる仕事がキャパオーバーすると、部下を使って仕事の量を増やします。

さらに仕事が増えていき、部下にさらに仕事を与えていきます。

様々な仕事を与えられた部下はどんどん仕事を覚えて、自ら仕事を作れるようになり忙しくなり、部下を持つようなり、部下に仕事を振るようになる。

これが権限移譲の好循環です。

下の人が本来は上の役職の人の仕事をするようなり、より高度な仕事を覚えていく循環ができると、下が育ち、上の人は空いた時間を使ってさらに新しい仕事にチャレンジすることができます。

つまり、下の人は上の人の仕事をどんどん盗むべきです。

自分がナンバー2のころは、よく「今社長がやっているその仕事は自分に任せてください」といって社長の仕事を盗んでいました。

結果、急に社長になったときも、それほど苦労せず、社長業を引き継ぐことができました。

同じように自分の仕事を下にやらせることで、下が育っていきます。

成長していく会社はこの循環ができています。

権限移譲の悪循環は避ける

しかし、この逆をやってしまっている会社も見かけます。

上司が下の人の仕事を奪ってしまっているケースです。

部長が課長の仕事をしてしまい、課長はすることがなくなってしまうので、平社員の仕事をしてしまう。

課長に仕事を奪われた平社員は仕事がなくなり、アルバイト的な働き方になってしまう。

下が育たない悪循環です。

ナンバー2としては社長の仕事を盗み、社長には新しい仕事にチャレンジしてもらい、自分の仕事はどんどんやる気のある部下に任せていくことです。

会社によっては権限が各役職で明確になっていて、簡単に権限移譲できないかもしれませんが、「責任は自分がとってやるからやってみろ」といった感じでやらせればいいのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?