見出し画像

会社自主退職後の納税の苦しみ

私は先日7年ほど勤めた仕事を自主退職しました。

特に次の転職先を見つけるでもなく
ただただ仕事が耐えられなくなり辞めたというのが背景です。

世間はこれを自己都合退職と呼び、退職後も払わないといけない税金諸々はすべて昨年の給与をベースに計算されているばかりに、収入がなくなった今も払い続けないといけない恐ろしい額の税金に震えています。

これだから皆文句を言いながらも簡単に仕事を辞めたりしないのだろうと、単純明快な話ですが、自分が経験するまで全くといっていいほどなにも分かっていなかったことを実感しています。

もちろん失業保険やらの国からのサポートはありますが、国から支払われる金額に上限があり上限を超えてしまえばいくら稼いでいたとしても支払われる金額があがることはないようです。一方で国民健康保険、年金、住民税などは今の収入がゼロであったとしても昨年の給与ベースで計算されているため、それなりの金額を納めることを義務付けられている。結果、サポートとしてもらえる金額の半分以上は税金でなくなるということもあり得るという苦しい現実。(*会社都合退職の場合は全く条件が異なるようです。)極端な話、税金が失業保険の金額を上回ることもあるのではと推測しています。

世間一般に言われるホワイトカラーの仕事をやってきた私は、人のしがらみの中で心を無にして物事を進めることを最優先に動いていく世界を経験し、このままここにいれば私の人間らしい心は本当になくなってしまうと畏れを感じました。ちなみに私の主な仕事はプロジェクトマネジメント的なのです。

仕事を通して効率を追求する楽しさもありました。あったのですが、自分の感情は一旦心の奥にしまい、建前やお膳立てというツールを駆使しながら、人をコントロールしプロジェクトを推し進めていく中で、達成感ではなく虚無感を感じるようになりました。少し飛躍した表現になりましたが、自分の感情は押し殺して、相手の人間臭いところを刺激しながら人をコントロールするというところに違和感があったのかと、とりあえず私の中ではそのように言語化しています。

仕事とはそういうものなのだろうと今はそう解釈しているので、情熱を取り戻すような活動をしていきたいと思っています。

そんな今、日本の税法についてあまり考えずに退職を決断した無知な自分に憤る気持ちと、無知が故にこの決断をできた自分の勇敢さを称賛する気持ちを持って、なんとか毎日を過ごしています。

共感、異義、いろんな意見が聞きたいと思ってnote始めました。社会をつくっている人達は何を考えているのか、知りたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?