レズビアンだけど結婚しました

他人にはどうでも良いであろう、私のセクシャリティの話をします。



1.レズビアンだと自覚した

私はレズビアンです。
自覚したのは中学生の頃です。
それまでは、男の人を好きだと思っていました。

ある時、友達に「同性を好きになった」と打ち明けられました。
それを聞いて「それってありなんだ。じゃあ、自分もそうかも…」と思いました。

今まで好きだと思っていた男の人は、好きというより「あの人かっこいい」と思っただけだったなと思いました。

男の人を見て胸がキュンとすることはないけど、
タイプの女の人を見るとキュンとします。


ちなみに、タイプの人はボーイッシュな感じのイケメン女子です。
チャラそうな感じだとなお良いです。


2.お付き合いした人

それから、男性とお付き合いしたことは1度もありません。
「男性経験がないからレズビアンだと思ってるんじゃないか」と言われることが時々あって、
それを言ってきた男性と試しにしてみようとしましたが無理でした。
(そもそも、女性ともあまりしたくないのですが…)


3.パートナーと結婚するまで

結婚したパートナーとは、レズビアン友達の家に遊びに行ったときに出会いました。
パートナーは性同一性障害で、生まれた性は女性の方です。
見た目は中性っぽくて、イケメンではないけどまあ好きなタイプに入るかな、という感じでした。(笑)

猛烈にアタックされたので、押しに弱い私はあまり顔は好きじゃないけどまあいいかと思って付き合いました。


それから、別に顔は好きじゃないけど嫌いではないし、価値観が合うし、一緒に居てしんどくないので7年くらい付き合いました。

途中で、パートナーがどうしても同棲したいと言ってマンションも見つけてきたので、同棲を始めました。
パートナーは性別適合手術をして、戸籍上男性になりました。

それから、パートナーがどうしても結婚したいと言って、私も断る理由がなかったので結婚しました。

そういう経緯で、私はレズビアンだけど結婚しました。


4.現在の好きなタイプ

今でも、男性より女性が好きです。
性同一性障害で、生まれた性が女性の方なら好きか?と言われると、雰囲気によると思います。
あまりにも男性っぽさが強いと好きにはならないと思います。
今の「ジェンダーレス◯◯」の流れから出てきた、ボーイッシュな女性みたいな男性なら好きになるかも…。

パートナーは今はだいぶ男性っぽい感じなので、出会うのが遅かったら付き合ってなかったかも、と思います。


5.異性愛者と同性愛者について

異性が好きか同性が好きか、というのは「好きなタイプ」の延長なんじゃないかと思います。

背が高い人がタイプ、面白い人がタイプ、のようなものと同じじゃないかなと…。

そもそも、性別というもの自体が、はっきり2つに分かれるものではないと思います。
社会生活上、2つにしておいた方が便利だからそうなってるんだと思います。
「生物学上は2つじゃないか!」と思うかもしれませんが、どちらにも分類できない人も存在します。
また、生物学的特徴は個人差も結構あると思います。
(胸が大きい、小さいとか。)

そのことについて、今はだいぶ受け入れられるようになってきたなぁと思います。

できるだけみんなが、辛い思いをせずに生きられる世の中になるといいなと思います。

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