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【全三十話】私にヨガの先生はできません!【完結済み】

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【創作大賞2024】お仕事小説部門に参加中!いいね・コメントありがとうございます⭐︎全三十話。
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#ホットヨガ

私にヨガの先生はできません!【第十六話】えりかさんの反省

【第十六話:えりかさんの反省】  カレンの住んでいるマンションから帰る途中、私はホットヨ…

私にヨガの先生はできません!【第十四話】集客に苦戦して

 【第十四話:集客に苦戦して】  六月がやってきた。  じめじめとした生ぬるい空気が肌に…

私にヨガの先生はできません!【第十三話】新しい扉の向こう側

【第十三話:新しい扉の向こう側】  なにかに夢中になっていると、月日はあっという間に流れ…

私にヨガの先生はできません!【第八話】カレンなんか!

【第八話:カレンなんか!】  休館日の清掃業務が終わったのは、午後六時前だった。窓から目…

私にヨガの先生はできません!【第五話】ヨガ研修の受講生

【第五話:ヨガ研修の受講生】  ヨガのインストラクター研修は、週に二度ある。 週に一回、…

私にヨガの先生はできません!【第四話】あの日のこと

【第四話:あの日のこと】  私は市民会館のステージ袖で、小さく深呼吸した。  ステージの…

私にヨガの先生はできません!【第三話】もしも、インストラクターだったなら

【第三話:もしも、インストラクターだったなら】 「あ、入会に興味ある方、いらっしゃいました。私、まだ手続きできなくて……。お願いできますか?」  天野さんはそう言いながら、カウンターに視線をやった。  そこには、ダークグレーのニットワンピを着た二十代後半か三十代くらいの女性が座っていた。  カウンセリングシートへの記入が完了したようで、あたりを恐る恐るうかがうように天井や壁へと視線を向けている。 「まかせて。あ、あと三十分くらいで遅番のスタッフ来るからね」  基本は、三人体

私にヨガの先生はできません!【第二話】ペンタスガーデン

【第二話:ペンタスガーデン】  私が勤務しているホットヨガスタジオ・Vegaは、三年前にリニ…

私にヨガの先生はできません!【第一話】無理です!

【あらすじ】 【第一話:無理です!】  前屈をする。  わかっていたけどやっぱり痛い!  …