秋だから望遠レンズ使ってみた
私は5月からカメラをはじめた。
今年の秋は私にとってはじめての
カメラがある秋 ということになる。
出かけない手はない。
そして今回のお供レンズは望遠レンズ。
今まで何を撮ったらいいか分からず乾燥剤の海に泳がせたままだったが、今回はこのレンズの日にしようと朝起きたときから決めていた。
目的地はとある公園。私はワクワクしながらバスに乗り、いつもは降りないバス停で降りる。
秋は楽しい。
外を歩けば彩りで満ちていて、何でもないようないつもの景色がキラキラ輝いて見える。秋晴れが好きだ。空気は冷たいけど太陽の光は暖かくて、夏とは違う緑の香りがする。
ホクホクしながら銀杏並木を歩き、私は目的地である公園にたどり着いた。
植物が多くて小さな池のある、日本庭園風の公園だ。池には鯉が優雅に泳いでいて、水面が揺れている。その日紅葉はまだ7割くらいだった。天気は少し揺らいでいて陽の光が強く当たったり雲に隠れたりしている。でも風が心地よい。そういえば夕方からは雨が降るんだっけな…とか思いながら写真をぱちりと撮った。
公園についてから私はまず座れる場所を探すことにした。実はお腹が減っている。コンビニでサンドイッチとカフェオレという完璧なご飯を用意したから、どこかに座って食べたかった。
木漏れ日の元でフンフンと歩いていると座れそうな腰掛け石を見つけたのですわろうとすると、
なんかおる。
なんだ、誰だろうあの子ネズミ…ではないのか…?…と混乱しているとその子はぴょこぴょことどこかへ走り去って行った。
あれはリスか!!😳
そういえばこの公園を調べるときに口コミ欄で「リスがいました〜♡」と書いている人が何人かいたのを思い出した。まさか本当にリスに出会えるとは。
良いもん見れたなぁ可愛いかったなぁ…と思いながら先程リスのいた腰掛け石に座り、私はご飯を食べはじめた。
もぐもぐとご飯を咀嚼しながら公園を眺めているとあちらこちらてぴょこぴょこと何かが飛び跳ねている。
リスめっちゃいるな、3匹くらい…🐿
私がご飯を食べている間、リス達は庭園を駆けめぐっていて、童謡の世界みたいだなぁなんて思いながらその様子を観察した。
ふと自分の本日の相棒が望遠レンズだったことを思い出した。
これは撮るしかないと思い、私はリスたちカメラを向けてみた。
可愛すぎる。
そして、チョロチョロ動き回るリスにピントを合わせるにはシャッタースピードを調整しなくてはいけない。今までしゃったーすぴーど?(゚_。)?という感じだった紺、シャッタースピードめちゃくちゃ大事だということに気づく。(遅い)
あと望遠レンズがここまで遠くのものを綺麗に撮れると思ってなかった(遅い)…今まで仕舞い込んでてごめんよ…と思いながらリスをパシパシ撮っていく。
夢中になっているうちに小雨が降ってきた。今日のお散歩終わりの合図だと思って私は公園を退散することにした。
この日は自分のカメラがかなり成長した1日だったと思う。被写体を変えると発見がたくさんあって楽しい。
あの公園は私のお気に入りの場所になりそうだ。これからもたまにリスの様子を見に行こうと思う。
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