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能登支援事前訪問

出発

日本政策学校では、7月に能登支援を行います。
私もそのメンバーで、今回現地の状況を把握するため事前訪問させて頂いています。滞在期間は5月30日~6月2日を予定しており、七尾、穴水、輪島、能登、珠洲を訪問させて頂く予定です。

七尾の総湯でいただいた地図

七尾市の災害廃棄物仮置き場

七尾の廃棄物処理事情の確認のため、災害廃棄物仮置き場を訪問し、お話をお聞きしてきました。
2月までは3時間待ちが出るような、またオペレーションも混乱する状態だったようです。また、業者が処分費を取りながらここに廃棄物を置きに来るようなこともあり、警察に通報したこともあったとのことですが、今はだいぶ落ち着き、仮置き場内もきれいに整理され、可燃粗大ごみ、金屑、小型家電、リサイクル家電、石膏ボードなどが置かれています。
市の職員のお話から、6つきからは、委託業者に仮置き場のオペレーションをお任せし、職員の方々は、市民の方々の日常インフラの対応をされるとのことでした。
少しづつでも、市民の方々の日常インフラの整備が進み始めて嬉しいです。

災害廃棄物仮置き場案内
仮置き場の様子
仮置き場に隣接するテニスコートの建物

加賀屋

能登の名所、和倉温泉。そのランドマークだった「加賀屋」。今は営業しておらず、再営業のめどはついていない。
加賀屋はこれまで、和倉温泉のランドマークであり、地域経済の中心であった。この復旧は地域経済再生のキーにもなるが、震災前から経営課題はあった。
今回震災を機に、地域経済の座組が変わり


加賀屋の建物に入った”ひび”
加賀屋の入り口

お土産屋さん”だるまや”

お土産屋さん”だるまや”。”加賀屋”に隣接するしています。
能登名物”ひっぱり餅”を購入しました。
”だるまや”さんのおかみさんとお話をしていたら、おばあちゃんの作られた”金のわらじ”を「良かったら」と言ってくれました。あたたかい。
”だるまや”さんの軒先でお会いした”宗谷” 和倉温泉で

加賀屋に隣接するお土産屋さん”だるまや”
”だるまや”さんのおばあさんの手作りの”金のわらじ”

温泉卵

”だるまや”さんの目の前には温泉の源泉で温泉卵を作れる場所があり、住民の皆さんや、ここを知っている市街の方々が訪れ、温泉卵つくりを楽しんでいます。”だるまや”さんから卵を2個購入し、温泉卵作りに挑戦。
温泉は塩味があるので、温泉卵は良い味に仕上がりました。
好みによっては、冷ましてから温泉にそのままつけておき、塩味をもう少し強めにしても良いとのこと。
外国人の方々の体験ツアーに入れたら、めちゃくちゃ喜びそうです。

温泉卵を持ち込み順番待ちをする方
15分くらいで温泉卵が出来上がります
出来上がった温泉卵

総湯

和倉温泉で、今唯一温泉が入れる”総湯”。”加賀屋”からあるって、5分くらいの距離にあります。いいお湯でした。ここの従業員の方から、7月の能登支援の際、皆さんにお配りする、石川県マップなどをご提供いただきました。

和倉温泉で唯一、温泉が入れる”総湯”

和倉温泉屋台村

”加賀屋”の被災もあり、和倉温泉街の経済状況は大変厳しい状況にあります。そんな中、地域の40~50代の方々が中心となって、”和倉温泉屋台村”が4月オープンしました。
ここは、被災により店舗での営業が出来なくなった方々が協力し合って運営している場所で、様々な団体が協力をしてくれています。
屋台村でリーダー的存在の”のぶ”さんからお話をお聞きしたところ、七尾市からの仮設店舗提供時期が延期になっていることもあり、現在提供されているテントとキッチンカー3台の支援期限8月からは、この運営継続が危ぶまれている状況です。
8月からのキッチンカーをどのように用意できるかが大きな課題となっています。調理が必要な場合は衛生許可の関係で、キッチンカーが必須になるとのことなのです。
私たちは、夕食に珠洲地区の発酵食品のキングオブ魚醬”いしり”の入った、ガパオライスとキーマカレーのあいがけを頂きました。
おいしさに感動。

”和倉温泉屋台村”の入り口
夕食のキーマカレーとガパオライスのあいがけ
屋台村開催の同じ駐車場内には、日本化シェアリング協会が軽トラックの無料貸し出しをしている

穴水町の”蔵カフェ”

穴水町にある、ボランティアの方々に宿を提供している”蔵カフェ”。
旦那さんと奥さんがお二人でやっている、旦那さんのご実家の古民家を移築してカフェを作られたという素敵な場所でした。
あたたかな空間での朝のコーヒー、お食事最高でした。

5月30日の宿”蔵カフェ”


朝食

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