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親&保育士目線で語る保育園の選び方

こんにちは。12月に入りましたね!

来年度の保育園入園申請もひと段落したところでしょうか。

かく言う私も第1子の保育園探しに奔走したことが懐かしいです。事前調査と実際に見学した時の差に驚いて、いろんな人に相談した結果、無事に第1希望の園に入園でき、今も子どもは楽しく通えています。

そんな葛藤がありながら、「じゃあ実際選ぶときはどうすればいいの?」といった皆様の疑念を少しでも解消するために、今回は私が選んだ基準となるポイントをいくつかご紹介したいと思います。

1.経緯その1・立地条件

我が家は最寄り駅が2つあり、夫婦それぞれが異なる駅を使用していました。なので、立地条件として「最寄駅A~家~最寄駅B」の間という設定をまずつけて園を絞ったのです。

基本的な送り迎えは時短勤務の私が担うことになるため、私の最寄駅に近い園中心に探しても良かったのですが、範囲を広げたかったということと、あわよくば夫に送り迎えをしてもらおうという狙いがありました。(笑)

結果として、夫の最寄駅に近い園になったのですが、早く帰れる日はどんどんお迎えに行ってもらってます。自転車に子ども用の椅子も後付けし、カスタマイズも完璧!自転車乗車いやいやする子どもを上手く乗せることもできるため、本当にありがたい結果となっております。

また、これは個人的な理由で「大通り越え」と「踏切越え」の園も避けました。徒歩でも自転車でも登園する際に少しでも交通量が少ないところを選びたかったのと、園で公園等にお散歩する際に、あまり大通りなどは通ってほしくなかったからです。やはりいくら気を付けていても、交通量が多いとその分事故にあう可能性が高くなると考えているからです。

また、先輩のアドバイスの1つに「川の近くの園は避ける」というものがありました。我が家もあまり大きくはないですが川が流れているのですが、やはり川の近くにあった園は台風の際に対応に追われていたということもあり、水害を考慮して避けました。

2.経緯その2・建物の構造

平たく言うと、ビル内にあるか否か、園庭の有無、何階建てかといったところです。

はじめは建物も新しくきれいで、園庭がなくてもいいのではと思っていました。それよりもセキュリティー面やプログラム面に力を入れているところを重視していたのです。

しかしながら実際に見学してみると、ピンとこないところがありました。カードキーでの登園降園管理、英語や体育や音楽などのプログラム、魅力的なところがたくさんありましたし、イベントも参加させていただき、とても楽しそうで「ここは素敵!」と思っていたのですが、何か引っかかるところがある・・と悩んでしまい、私立を数園回ったところで、何が良いのかわからなくなってしまったのです。

その後、先輩ママや現役保育士に相談し、公立も回ったところで悩みは解決しました。結局のところ、私は「古くても、広く走り回れる環境があるところが良い」と思ったのです。

結果として、公立・割と大規模・園庭有の園に入園が決まりました。

3.それぞれのメリット・デメリット

もちろん、どの園にもメリット・デメリットが存在します。必ずしも園庭があった方が良いというわけでもありませんし、小規模保育園の方が一人一人を見られるのではないかという意見もあるかと思います。

私は通わせている保育園とほぼ真逆の保育園で働いていたので、それぞれのメリットとデメリットがあると感じました。それを選択するのは個人の自由だと思います。

あくまで一例ですが、各々の条件別に考えると下記の通りになります。

<公立保育園>

メリット:年齢層の高い先生がいて安心感がある 園庭があるところが多い 職員の人数が多いところは多い(非常勤含む) 保育料が比較的安め

デメリット:建物の老朽化 民間受託への移行 保育観のアップデートがされていない職員もいる 預かり時間の柔軟性が低い プログラムは少なめ 連絡手段がアナログ

<私立保育園>

メリット:建物が新しい 預かり時間の柔軟性が高い サービスの充実(夕食・アプリでのスケジュール管理・写真販売・イベント多彩・おむつや布団等備品の充実など)

デメリット:園庭がないところが多い 職員の異動が多い ビル内保育園だと部屋が狭い 場所によっては保育料が高め

良く保護者目線で聞く、「若い職員だと預けるのが不安」というのは、一緒に働いてみても全くもって感じませんでした。良く子どもを見ており、また子どもを惹きつける能力が高い。常に情報を更新して、飽きさせないような工夫をしているので、こちらも教えてもらうことばかり。ビル内保育園あるあるの「狭い」も、保育室も広さがない分、目が届きやすいというメリットもありました。ただ、働いている側からすると、やはり近場の公園が他の保育園と被ってしまったり、雨の日が続いたりすると、プログラムに工夫を凝らさないと、体力を持て余してしまっているなと感じました。ホールが一つあるだけで大分変わると思うのですが・・。

4.自分の中の優先順位を確定する

結局のところ、何を優先するかが一番大切です。

保育料か、預かり時間か、場所か、園庭の有無か、サービスの充実か・・など挙げればキリがないのですが、実際に働くことを想定した時に、どこが譲れなくて、どこを妥協するかというところに落ち着くかと思います。

そして実際に見学してみて、お子さんがその園で過ごしている姿をイメージできるかどうかというのも大事です。見学時に子どもを連れて行って、馴染めるかどうかというのも実際私は試してみました。

また、一度入園したらやめられないということでもなく、実際に入園してみて少し違うなと感じたら転園することも視野に入れて良いと思います。働き方も子どもの生活スタイルも変化していくものなので、そこに縛られる必要はありません。

親も子どももストレスなく過ごせるような保育園をぜひ見つけてくださいね。


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