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晴天

シェムリアップに着いた私達は
バスターミナルから
宿に連れていってもらったお兄さんに
1人50$で2日間、色々なところに
連れていってもらうことに。

初日は
まず「ベンメリア」へ。
公式ではないと思いますが
ジブリ映画「天空の城ラピュタ」の
モデルといわれているところです。
まさにラピュタの世界観。
危うく「バルス」といいかけました(笑)
現地の人が勝手にガイドをはじめ
最後チップを要求してきたので
10$を渡しました。
お金を払いたくない人は
ついていかないように。
遺跡内を案内してもらったので
僕らは普通に満足でした。

そして向かったのは
「キリング・フィールド」。
かつてカンボジアでは
「ポル・ポト」と呼ばれる共産主義政権が
実権を握り、多くの知識人が
虐殺されました。

キリングフィールドでは
日本語の音声ガイドを聴きながら
歩きました。
多くの人骨が発掘され収納されていた
納骨堂。
ひとつひとつの場所に
胸がつまりました。
目を背けてはいけない「人類の歴史」。
美しく素敵な存在である人間は
時にこうも残酷な存在になれるものなのです。

そんな午後を過ごした後の
夕陽。
こうやってただ沈みゆく日に感動できる
世の中であってほしい。

次の日は朝早くに起きて
「アンコール・ワット」で
朝日を拝みました。
その後
「バイヨン」、「バプーオン」、
「象のテラス」、「ライ王のテラス」、
「タ・ケウ」、「タ・プローム」と
連れていってもらいました。
アンコール遺跡は
「アンコール・ワット」が有名ですが
広いエリアに多くの遺跡があります。

個人的には
クメール語で「美しい棟」を意味し
四面象がある「バイヨン寺院」と
アンジェリーナジョリー主演の映画
「トゥームレイダー」が撮影された
「タ・プローム」が好きでした。

トゥクトゥクで町に帰る際に同乗した
インド人のお兄さんは、後に
インドでお世話になることになります(笑)

日本人宿に泊まっていた私達は
夜はシェムリアップのナイトマーケットで
同じ宿に泊まっていた人達と
一杯。
暑い国でのビールは染みますねぇ。

そして次の日は
僕の姉にオススメされた
タイとの国境近くの寺院
「プレアヴィヒア」に
日本人の数名と行きました。
付近には地雷がまだ残っているという話が
会ったので遺跡から離れたところは
散策しないようにしました。
山の上の寺院なので
そこから眺める東南アジアの
果てしなく広がる大地は
飛び込みたくなるような
絶景でしたが、こんなところで
身投げして母を泣かせては
なるまいと必死に
昂る気持ちを抑えて
ヴァンに揺られながら
帰りました。
ふたつに割れているお尻がもうふたつに
割れそうになる悪道でしたが
無事に帰還し
夜は初めての昆虫食「コオロギ」を試食。
カリッとしてえびのようではじめは
美味しいと思いましたが
後味がなんだか苦い。

そんな貴重な経験をして
シェムリアップから移動し
カンボジア二つ目の土地を訪れました。

崩れていく天空の城
ベンメリア
ナイトマーケット
シェムリアップ
プレアヴィヒアから臨む景色
トゥームレイダー撮影地
タ・プローム



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