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地方移住

私はずっと地方移住希望者だ。
出張ついでに、県庁の移住相談窓口に行ってみた事もある。
どこもアピールは素晴らしいものばかりだし、補助金なども魅力がいっぱい。きっと、一部を除いてそんなにイケずな住民ばかりでもないはず。

全47都道府県にバイクで行った事のある私は、大体ここが良いと言う希望も持っているし、情報収集もしている。
しかし、圧倒的に問題なのは就職先だ。リモートワークが可能職業ならネットさえ繋がれば何の問題もないのだろうが、サービス業となるとそうは行かない。そして、サービス業は日本有数の低所得業でもあるが故に、もし募集があっても、都会のアルバイト以下の月収である。
出費も少ないからやっていけるでしょ?それも確かにあるが、人生折り返し地点を過ぎた者には、現実的に老後と言う問題も見えてくる。
給料が少ない=年金も退職金も少ない、と言う事だ。もし、病気にでもなったとしたら、途中さんかの地方在住は貯金額の少なさで詰む。
若い時から住んでいれば、例えば代々の土地があり住宅費用も少ない出費で済む。
正直、どこもその辺りのリアルな所が見えなさ過ぎて、趣味みたいなカフェだったり、家庭菜園を幸せそうに家族でやってます。みたいなアピールが多すぎる。
なんなら、移住フェアには必ずファイナンシャルプランナーと、信金の支店長を同席させて欲しいくらいだ。

PRだから、良い所見せたい気持ちはとっても分かる。だけど、ダメな所やマイナス面、現実的な所も同じだけ出さないと、特に勢いがない中年層は難しい。
そりゃ、自治体も若くて子供産んでくれて、税金入れてくれる若者にアピールなんだろうけど、何だか市場としてミスマッチしかしてない気がする。

なんなら、都会に出たい若者と、地方に行きたい人と交換移住って言うのはどうだろうか?
地方は労働力を必要としているわけで、その人口は減らない。
一度は都会に行きたい若者も、すぐに職があるし本人同士でリアルな話もできる。
どうだろう?

地方移住、なんとかならない問題なのかなぁ…

自己肯定が爆上がりします! いつの日か独立できたらいいな…