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ナレーション回顧録:MUSIC SOUP 45rpm #13 鮎川誠(シーナ&ザ・ロケッツ)編

「MUSIC SOUP 45rpm」のために書いたナレーション。
そのアーティスト紹介とエンディングの原稿を再現。
今回はシーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠編。
収録場所は国内外のアーティストたちが夜な夜な集うロックバー「RED SHOES」(東京都港区南青山)。
放送は2010年5月。
鮎川さんは年季の入った書き込み入りジャケットの貴重なレコード(オリジナル盤)をたくさん持参してくれた。それらはまさに音楽遺産。


番組オープニング

BGM「Cross Road Blues」by Robert Johnson

音楽は時に人生を左右し、運命を翻弄するもの。
例えば、音楽のために悪魔と取引をしたという
伝説のブルーズマン、ロバート・ジョンソン。
彼がレコード盤に遺したわずかな音楽は、
あらゆるポピュラーミュージックの原点となった。
わがままな耳を持つMUSIC MASTERたちが、
自分だけの音楽体験をとっておきの45曲に託して語る
栄養満点な音楽番組 MUSIC SOUP - 45rpm -
さぁ、冷めないうちに Bon Appetit.


アーティスト紹介

MUSIC SOUP。
今回のゲストは、SHEENA & THE ROKKETSの鮎川誠。
 
PUNK、BLUES、ROCK’N’ROLL。
その光と影を誰よりも愛し続ける
筋金入りのMUSIC MASTER。

ポップミュージックへの
限りないイマジネーションを糧に、
転がる石のように
ピカピカのROCK’N’ROLLをハジき出す男。

そんな、鮎川誠の選ぶ45曲とは?


鮎川誠が選んだ45曲の最後の1曲

Muddy Waters「Rollin' Stone」


エンディング

AMラジオと
RAY CHARLESのレコードから始まった
鮎川誠のロックンロール・ライフ。
半世紀近い時が過ぎた今も、
大好きなレコードを手にする姿は
初恋にトキメク少年のようだ。

PUNK、BLUES、ROCK’N’ROLL。
レコードは、
音楽の神様たちに会いに行くための
レッドカーペット。
鳥肌が立つたびに一歩ずつ近づいていける。

MUDDY WATERSのギターが
デルタ訛りで歌ったように、
鮎川誠のギターは
久留米弁でロックを歌う。

HALLELUJAH!
WE LOVE HIM SO.

彼自身も今や
偉大なオリジネーターという椅子に
座っているのかもしれない。



all photos by komurock@南青山


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