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【仙台市社会人採用】面接対策 4つのポイントに絶対注意ッ!


面接試験の重要性

まずは面接試験の重要性について案内する。既にご存知の方もいるかもしれないが、改めて強調しておく必要があるだろう。

仙台市社会人採用の一次試験全体の配点は800点で、そのうち面接が占める割合は800点中600点、すなわち全体の4分の3が面接によって評価される。これを考えれば、面接試験が最も重要であることは明らかである。

とくに注意しなければならないのは、教養試験や論文試験の手応えがもう一つだった方々である。この記事を読んでいる皆さんの中には、教養試験や論文試験に自信がある方もいれば、イマイチだった方もいるだろう。イマイチだった方の中にも、一次試験を通過して面接試験を受けることになった人がいるはずだ。

しかし、忘れてはならないのは、皆さんがこれから戦う相手の中には、教養試験や論文試験で高得点を取っている人が大勢いるという事実である。つまり、教養試験や論文試験をギリギリで通過している場合、既に不利な状況に追い込まれているのだ。

そのため、教養試験や論文試験の手応えがイマイチだった場合、面接試験では絶対に失敗できない。面接試験の重要性を十分に認識し、入念な準備を進める必要がある。

面接試験が配点の4分の3を占めているという事実を踏まえ、「ここからが本番だ」という意識を持ち、面接対策に取り組んでほしい。

面接試験の全体概要

次に、一次面接の全体概要をお伝えしよう。

試験会場は例年泉区役所である。私自身も泉区役所で面接を受けた。雰囲気のあるレトロな庁舎である。

面接の形式は例年2対1の個別面接となっている。私が受験したときも2対1の個別面接だった。例年Gravityの受験生からの情報でも同様の形式であるため、今年もおそらく2対1の形式で行われるだろう。

面接官は、1人が年配の管理職と思われる方で、もう1人が比較的若手の方というパターンが多い。私が受験したときもこのスタイルであった。

面接の時間は、実質15分程度であることが多い。控室等では「20分くらい」とアナウンスされるのだが、実際は15分程度で終わるのが一般的だ。したがって、皆さんも大体そのくらいの時間になると想定しておこう。

(1)長話は絶対NG

ここからは面接試験を受けるにあたって絶対におさえてほしい4つのポイントを紹介する。

今年初めて仙台市社会人採用を受ける方は、とくに集中して読んでほしい。

ポイントの1つ目は、長話は絶対NGということである。これは仙台市の一次試験において非常に重要である。

仙台市の一次面接は約15分であり、一般的な市役所試験と比べてもかなり短い。面接官は短い時間でテンポの良いラリーを求めているはずだ。そのため、ダラダラと長話をしてしまうのは大いに評価を下げるだろう。

実際、仙台市に不合格になった人の面接再現を見ると、回答が長すぎることが多い。色々話したくなる気持ちは理解できるが、15分という時間を踏まえれば、長話をするのは禁物である。

したがって、クイックでコンパクトな話を心がけ、長話にならないよう注意しよう。

(2)面接カードへの質問

2つ目は、面接カードに自分自身で「質問してみる」ことである。

仙台市社会人採用の面接カードには以下の設問項目があったはずだ。

  1. 志望動機

  2. 自己PR

  3. 地域活動等

  4. 長所

  5. 短所

皆さんはこれらの項目について既に入力し、エントリーを終えているわけだが、面接では面接官からこれらの項目に対して質問が来る。そのため、面接カードを前提にしたときに、どういった質問があり得そうかを考えておくのだ。

例えば、志望動機に対しては以下のような質問が考えられるだろう。

  • 「仙台市の志望理由として○○とありますが、国家公務員は考えませんでしたか?」

  • 「この志望動機だと宮城県庁でも良いのでは?」

  • 「現在お住まいの○○市役所でも同じことができると思いますが?」

面接は、基本的には面接官からの質問で進んでいく。だからこそ面接カードへの質問を事前に想定しておくことが重要なのだ。

あらためて自身の面接カードを見直し、どういった質問があり得そうかを考えてみよう。

なお、仙台市の一次試験で実際に聞かれた質問等については、下記の教材で紹介中である。

(3)携わりたい分野の言語化

3つ目は、携わりたい分野の言語化である。携わりたい分野は公務員試験の面接における3大質問の1つであり、必ず準備しておかなければならない。

どんな分野を選んでも問題ないが、絶対に聞かれる覚悟をしておくべきであろう。面接カードに「携わりたい分野」という項目がなかったとしても、である。

ここでは、昨年Gravityから仙台市社会人採用に合格した受講生が一次面接で聞かれた質問を紹介しよう。それが以下の質問である。

(1)仙台市役所で携わりたい仕事の分野はありますか?
(2)その分野について仙台市が抱えている課題を踏まえて、どのようなことに携わりたいですか?

これはあくまで一例に過ぎないが、Gravityでは複数の合格者が出ており、どの合格者に聞いてもこういったことを一次面接で聞かれている。したがって、携わりたい分野についてはしっかり準備しておく必要があるだろう。

さらに強調したいのは、単に携わりたい分野を言語化するだけでは不十分であるという点だ。つまり、自分が携わりたい分野について、仙台市がどのような課題を抱えているかも言語化しておかなければならない。市が公表している資料などを基にした、プラスアルファの言語化が必要だ。

単に「こういう分野に携わりたい」で終わらないように、しっかりと準備を進めていこう。

(4)職務経験と自己PRのリンク

4つ目は、職務経験と自己PRのリンクである。

社会人採用枠の受験においては、職務経験を踏まえて「即戦力となれる人材」かどうかを見られることになる。

だからこそ、自己PRをする際には、職務経験とPRポイントがしっかりとリンクしていることが大切だ。

とくにこの自己PRは、一次面接の最後に聞かれることが多い印象である。

実際、昨年のGravity合格者が聞かれた質問を紹介しよう。

最後に、今までの職務で培った力をどう活かしていきたいかを含めて、自己PRしてください。

自分が職務上どういう経験をしてきたのか。そして、その経験を通じて培った力を仙台市でどう活かせるのかを聞かれている。自分の職務経験を踏まえたPRになっているかどうかが評価の分かれ目であろう。

さらに注意しておきたいのが、この自己PRについては変則的な質問があり得る点だ。ここでは、昨年のGravity合格者が聞かれた質問を引用しよう。

記載された内容以外の強みや長所について、具体的にこういうところで活かせるという形でPRしてください。

この質問のどこが変則的なのかというと、「記載された内容以外」という指定が加わっている点だ。すなわち、面接カードに書いた内容以外でのPRを求められているのである。

となると、皆さんは以下の2つを意識しなければならない。

  1. 記載した内容以外で、自分の長所や強み(PRポイント)を準備すること

  2. そのPRポイントを仙台市でどう活かせるのかを言語化すること

面接カードに記載した内容が基本とはなるものの、「それ以外には」とか「面接カード以外で」といった変則的な質問も十分あり得ることを覚えておこう。

Gravityからお知らせ

ここまで、仙台市社会人採用における面接試験の重要性、概要、さらに受験生全員におさえておいてほしい4つのポイントを紹介した。これらのポイントをしっかり意識するだけでも大きく結果が変わると思うので、面接試験の前にしっかりと準備してほしい。

なお、今回の記事では仙台市社会人採用合格者の情報をもとに様々なことをご案内したが、Gravityでは毎年仙台市に最終合格者を輩出している。ここで得た情報をもとにして、仙台市に特化した様々なサービスを提供しているので、ぜひ利用してほしい。

皆さんが今回の内容を参考にして一次試験をしっかりと突破し、そして最終合格を勝ち取られることを心からお祈りする。ぜひ最後まで頑張っていこう。