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今日は、開業届の説明をしたいと思います。

物販をしていても開業届をいろいろな理由で出さない方が多くいらっしゃいます。

・なんとなくよくわからないから出さない
・怒られないし…
・利益が出てから出せばいいかな?
・旦那の扶養から外れたくない
・いつか本業辞めて専業になる時に失業保険が出ないと困る

こんな感じでしょうか。
けど開業届を出さない=損している可能性がとても高いです。


開業届とは?

開業したことを税務署に知らせるためのものです。

事業をやることで所得が発生します。ここから税金払います。という意思を知らせるということです。

補助金とか助成金、必要な控除を申請する権利も得ることができます。

事業開始から1カ月以内に提出するように所得税法で定められています。
なので、事業やっているのに1カ月開業届出していませんという人は違法なことをしているということです。
ただし罰則とかはないので出さなくても何か言われるということは基本ないです。

申請方法

税務署で開業届を書いて提出するだけです。
オンラインでもできます。
マネーフォワードクラウド開業届というのがあって、これを使うと5分で作成できて郵送で送れます。本当に簡単にできて、しかも費用もかかりません。一緒に青色申告の届け出も出すようにしましょう。開業届とセットにして考えてください。
出さない場合は白色申告になるのですけれども、前回解説したとおり、白色申告のメリットはほぼないです。なので、青色申告の届け出は必須と考えていきましょう。

出さない場合の損失とは

補助金や助成金を得られない

まず、補助金や助成金を得ることができない点です。
日々情勢が変わっていきます。少し前はコロナで事業が傾く人もいましたし、これから先も何があるか分かりません。
お得な制度も充実していますので、開業届を出さないとそういう補助金を申請することすらできないということになります。

青色申告の3大メリットが得られない

前回解説しましたが、青色申告はお得な制度です。

開業届を出さないと、こちらの3大メリットは得られません。青色申告するだけでごっそり所得が減らせる。所得が減らせるということは所得税とか住民税が減らせるということです。かなり得になっています。

主婦(夫)が物販をしている場合

配偶者の会社の社会保険の扶養に入っていますという方の場合、開業届を出した時点で扶養から外れる場合があります。会社によって規約が違うところなので、事前に確認した方がいいかもしれません。

ただし普通では開業届を出した時点で会社に「開業届出したでしょ!」とすぐ知られることはほとんどないです。あえて言わない限り知られることはほとんどないということですね。もちろん開業届関係なく、稼ぎが扶養の範囲より大きくなっていたら扶養から外れないといけないので、注意してください。

副業で物販をしている場合

まず、疑問点としてよくあげられることは、

・雑所得になるのだから青色申告関係ないのでは?
・いつか辞めた時に失業保険もらえないのでは?

こちらの2点ですね。

雑所得になるのでは?

青色申告の恩恵が受けられるのは事業所得になります。でも副業は雑所得になるのでは?という疑問もあるでしょう。これは物販に関してはほとんどの場合事業所得になります。ただし、

・3年程度売り上げが本業収入の10%以下
・3年程度赤字になっていて、改善することなく放置していた

こういう方の場合、雑所得に入る可能性があります。なので、よっぽどのことがない場合事業所得になるよという感じですね。なので、副業の方であってもちゃんと開業届、青色申告届を出して青色申告にするのが得になります。

失業保険もらえないのでは?

開業届出していたら失業保険いつか辞める時にもらえなくなるんじゃないの?という点について。

まず、辞めるつもりがない方は関係ないので考えなくていいですよね。

いつか辞めたいという方の場合、

結論としては開業届の有無は失業保険には関係ありません。
失業保険の受給要件というのは、就業先を探しているかどうかということです。なので、もし開業届を提出していても、事業として成り立っていない、極論収入ゼロならば、再就職先として判定されない可能性があります。

ただし、事業としてどれだけの利益が立っているかとか説明をする場面はあるかもしれません。

そもそも開業届の提出先は税務署なので、ハローワークは開業届出したかどうかというのは把握できません。

開業届を提出していなくても、事業として成り立っていて、就職先を探していないという方の場合、失業保険をもらうと不正受給に当たるので注意してください。

開業届の有無は関係ないということになりますので、副業の方であっても開業届を出して物販をするのがいいかと思います。


次回は、確定申告に向けてあらかじめ準備しておくものを解説しますね!

【今までの記事まとめ】

【物販に特化した記帳代行】

【LINEで学べる経理スクール】

【YouTubeで経理を学ぶ】


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