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プライモーディアルポーチが最高って話

我が家には猫がいる。
誇り高き三毛猫様だ。

我が家の猫様

我が家の三毛猫様は猫の王道を突っ走るような性格で、
家族の中で甘えるのは私にだけだ。
子どもたちに至っては触ることも許されていないようである。

三毛猫の彼女は自分の撫でてほしい場所を人間の手にスリスリする。
額や耳の付け根、顎の下が彼女のお気に入りスポットである。
ここで大切なのは決して人間が撫でたいと思う場所から撫でてはいけないということ。
あくまで撫でさせていただいている立場なので、まずは猫様の希望に沿って触らせていただく。

一定彼女が満足した頃合いを見計らって撫でたい場所を触る。
私のお気に入りスポットはやはりお腹である。
特に毛がふわふわしていて、撫でていると尖った心もまあるくなってしまうような幸福感を与えてくれる。

ところでこのお腹の皮がタプタプしているところはなんだろう?
我が家の猫様はずっと小柄でものすごく太ったこともないのに、なぜ皮が余っているのだろうか?
このタプタプがまたこの世のものとは思えないような最高の触り心地なのだが、そもそもこれはなんなのか。

そんな疑問を抱きつつ、いつもそばにあるスマホで検索することもなく猫を無心で撫でる日々を過ごしていた。
しかしある日、その答えはTwitterから降り注いできたのである。

「プライモーディアルポーチ」
・・・・「プライモーディアルポーチ」?

全くなんと魅力的な名前であることか。
声に出して読みたい言葉である。

直訳すると「原始的な袋」
役割は、外敵の攻撃から内臓を守ったり体を瞬時に曲げたりする際に皮膚が引っ張られないようにするものであるらしい。

我が家の猫にとっての役割は人間に対するご褒美になっている。
そんなご褒美をタプタプしながら、今日の彼女のしもべとして過ごすのである。
こんな幸せなことはない。

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