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3.チャンドラーと名前

Season 4, Episode 18より

海外ドラマ『FRIENDS』をちょっと掘り下げて考える記事を書いています。
楽しんで頂けると幸いです*
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チャンドラーとジョーイが、どちらの名前の方が生まれてくるフィービーの子にふさわしいか争うエピソード。「お前の名前は意味のない空っぽな名前だ」と自分の名前をけなされたチャンドラーは深く落ち込み、自分の名前が嫌になる。
「もう俺のことはクリントと呼んでくれ」と言うチャンドラーに、
「お前にクリントは似合わん。ジーンがいい」と笑うジョーイとフィービー。
私は思ったのだ。このシーンでピンとこない人も多いのではないか?
外国の名前の印象の違いって、日本人にはあまり分からないと思う。
逆に、「クリント」と「ジーン」の印象の違いが分かれば、このシーンの面白さがもっと実感できるようになるのでは?
ということで、「クリント」と「ジーン」という名前の意味や印象を調べてみた。

まずは「クリント」。
イギリスの男性名「クリントン」から変化した名前で、
意味は「柵で囲まれた集落」(ほう……)。
でもクリントという名前が出た点で最も気がつくべきなのは、「クリント・イーストウッド」を想起させられるという点だ。
アメリカ人なら「クリント」と聞いて真っ先にクリント・イーストウッドを思い浮かべる、と、アメリカ人の夫は言う。
チャンドラーもおそらく、イーストウッド由来で「クリント」という名前を選んだに違いない。
Coolの代名詞で西部劇のスターような、カッコイイ響きがする名前なのだ。

続いて「ジーン」。
こちらもイギリス由来で、「ユージーン」が変化した名前。
「高貴な・家柄の良い」という意味で、性別に関係なくつけられる。
その印象は夫いわく、
「よくある名前。堅実(カタブツ)で研究熱心(オタク)な理系っぽい」
とのこと。
数字を扱う仕事をしているイメージらしい。チャンドラーそのものではないか。

2つの名前のニュアンスを知った今、
私も「チャンドラーには、クリントよりはジーンだな」と思える。
しかし、どちらかと言うとチャンドラーよりはロスのほうがジーンっぽい気もするが。

印象は名前によって大きく左右される。
もしFRIENDSメンバーの名前が日本語だったら、それぞれどんな名前が似合うだろうか…… ぜひ想像してみてください。
ガンターとか、どうされますか?笑

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