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ちょっぴり手が届きそうな非日常

1年遅れでアニメ『ゆるキャン△』を観ました。
年始ばんざーい!アニメの一気見ばんざーい!


シンプルに感想を書けば、単純な言葉になる。

今すぐ富士山の麓でキャンプがやりた〜〜い!

簡単に内容紹介をすると、女子高生がキャンプをする物語。

もう少し詳細に書くと、、
祖父の影響でキャンプに興味を持ち、ソロキャン(1人キャンプ)が趣味なリン。冬の本栖湖でソロキャン中、迷子のなでしこと出会います。静岡から山梨に引っ越してきたなでしこは「1000円札の絵にもなっている富士山が見たい」と自転車で富士山を目指すうちに迷子になってしまったのでした。暗くなって帰り道が分からないなでしこに対し、リンは焚き火で身体を温めることを勧めてカレー麺を差し出します。

なでしこはリンと出会ってキャンプに目覚め、リンはなでしこと出会ってキャンプご飯とグルキャン(複数人グループでのキャンプ)に目覚めていく、といったようなストーリー。


女子高生が、欲しいキャンプ用品のためにバイトを始めてお金を貯めるっていうそのシチュエーションだけでもうジーンときちゃう。やりたいことに全力なひと、ただただ応援していたいし、その姿を見ていたいよなあ。見ているだけでエネルギーが貰える。だからほら、バンドのライブにも行っちゃうわけで。
昨年同じ時期に放送していたアニメ『宇宙よりも遠い場所』(通称:よりもい)も全く同じ理由で大好きでした。こちらは女子高生が南極を目指す物語。よりもいもお勧めです。もう一回観直そうかなあ。


さて、このアニメの季節は冬。

冬のキャンプって寒そう、無理、寝れないよ。なんて思いながら観ていた訳ですが、リンによればメリットも多いんだとか。
そもそもオフシーズンだから人が少ない。
空気が澄んでいて景色が綺麗。
虫が出ない。とかね。
反対にデメリットもあって、オフシーズンだから水が出なかったり道が封鎖されていたりなんていう回もあったけど。当然寒さも厳しいですし。


だけど、魅力が大きいんですよ。

例えば、キャンプ中の温泉!もう、最高だよねえ。
これはやっぱり冬だと余計に気持ち良さそうだよねえ。

そしてリンが少しずつ挑戦し始めるキャンプ飯。
それまでソロキャン中はカップ麺だったリンが、スープパスタを作ってみたり、どんどん美味しそうなキャンプ飯が登場します。きっかけは、カレー麺のお礼にとなでしこがリンのソロキャンに合流して作ってくれた坦々餃子鍋。とんでもなく美味しそうなんですよね、これ。リンと同じく、なでしこが美味しそうに食べる顔が好き。とっても可愛い。
簡単でやってみたいなあって思ったのは、ホットサンドメーカーの両面にバターを塗って、コンビニで買ってきた肉まんをプレスする、というもの。外側がバターで揚げられたようにカリッカリになるらしい。早速今週やってみようっと。

素人のわたしからしたら勉強になるような知識もたっぷり。
松ぼっくりは自然界の優秀な着火剤であるということ。温かいものを入れるために木皿の塗料落としを行うということ。塗料を落とせたと思っていても独特の匂いが残ったりもすること。スキレットを使用する前のシーズニング。


リンがソロキャンパーとして在り続けるところもこのアニメの好きなところ。というか、そうじゃなかったらこんなに魅力的じゃないんだろうな。

なでしこと出会ってすぐ「一緒にキャンプやろう!」ってなるんじゃなく、なでしこが野クル(野外活動サークル)メンバーとキャンプに行っている日も「わたし今日は長野に行くから」とソロキャンを満喫するリンだから魅力を感じる訳ですよ。


ああ、行きたくなるなあ、キャンプ。

わたしは寒がりだからもう少し暖かくなってからが良いなあ。場所は、やっぱり富士山が見える位置が良い。富士山に沈んで行く夕日を眺めたいし、富士山から昇るお日様を見たい。

日の出を見たときの台詞が「綺麗」とか「美しいねえ」とかじゃなく「眩しい…」だったのがなんか良かったな。女子高生らしくって。

熱い紅茶や珈琲を淹れて、お気に入りの本を持って。
夜はミニシアターなんかも用意しちゃったりして。
ぼーっと綺麗な景色の中に身を置いて。
ラジオを聴きながらうとうとと眠くなりたい。


もちろん現実はもっと厳しいんだろうけど(セキュリティとかはどうしても気になってしまった)、それでも行ってみたい、やってみたい、って興味を持たせてくれるアニメでした。何よりキャラクターが可愛い。

今年中に一回くらいキャンプ、行きたいなあ。



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