超高齢社会を迎えて

新幹線の中でふとお酒を飲みながら考え事をしていた

テーマは社会保障、医療費

社会保障費や医療費増大の問題は昔から良く言われてる
高齢化で国の財政を圧迫
若い人が、貧しくなる問題

社会保障費と税金は信じられない額とられるし、
高齢者の医療費は低く抑えられたまま

でも大学行くまでには本人の負債が必須

これってどうなのよ?って話

①高齢者集団自殺論

色々考えてて
それこそ
成田悠輔さんの
集団自殺論
たしかにねって思った

成田さんが言ってるのは、それを実行しなさいと言うことではなくて数の話、お金の総量の話をまとめると現時点でそう言う理論になるよね?って話。と理解してる。

これには反発する人も多いけど、
じゃあそれ以外何があんのか
と、
反論したくもなる

医療者である自分は
高齢者死んでしまえ、とか全然思わないですけど

この話をするとね
お年寄りは大事にしないと、って言われるんですね
違うんですよ
すごい大事です
体は労わりたいし
お話も聞きたいし
リスペクトしてるんですね

でも若い人と同じだけお金をかけて命を長持ちさせた方がいいの?って聞かれると、うーん。と思うんです
医療にお金がかかるようになってきたことの弊害ですよね

気持ちの問題と経済の問題、そこは明確に分けて考えるべき。

②人生観の変容

生きることへの執着
死ぬことへの恐怖

このことについてずっと考えてきた
死にゆく人をずっとみていますから。

かなり個人的な考えにはなっちゃうんですけど
若い人には自殺してほしくないし
一方
高齢者にこんな医療施す必要あるか?
とも思う

それは表裏一体な気がしていて

高齢者のがん治療には自費で数百万程度のお金が月にかかることもあるけれど
高額医療制度で本人負担10万くらいになるんですね
生活保護なら全額免除

つまり生きる執着が
周り回って誰かからお金をもらって生きさせてもらってる状況を作ってる

で、それ医者は気づかないの?
やらなくていいんじゃないの?と思うかもしれないけれど
第一に医療は全人にとって平等という倫理観があり
第二にプロモーションの影響

医療費の数百万は国が出して、製薬会社や検査会社に行くわけなのであり
その製薬会社のキャンペーンが医療関係者の情熱をエネルギーにして好き放題やってると言うことでしょう

医療は平等でありたいけれど
それをやるには現代ではお金がかかりすぎます

だから
成田さんの話に戻るけれど
長く、
生きることに執着しないこと

だって昔は80歳まで生きられなかったんだから

まぁまだ年取ってないからね
30代だからね
若造に言われてもねって

しかも、みなさん60まで死ぬほど働いたんだから
ボーナスタイム長い方がいいには決まっているのだが

今だけ自分だけ、の風潮と合わさって
長く生きることへの執着が引き起こす
若者と世の中全体への締め付けの影響を考えると

人生観の変化が必要なんだろうなと思った


この前Youtubeで東大名誉教授の先生が言ってた
医療の進歩と患者満足度は反比例する

昔の博打のような医療であれば、
助かっても助からなくても満足度は高い
費用は安いしね
今の医療は理詰めで失敗しないようにお金をかける
成功しても、当たり前だし
失敗しても、訴訟

うーん。

平等論を突き詰めると
医療においては健康な若者が損するよね
と言う話でした

今度は医療ツーリズムと医療費の話をしたいと思います
では。

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