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はじめまして、劇評記はじめます。

観劇をしたら、劇評を書くことにしました。
演劇に限らず、体験したことを他の人に伝わるように―すべてを伝えるなんて不可能だけれど―「自分の言葉で」言語化する練習のためでもあります。

劇評ってなんだろう

そもそも劇評ってなんだかよくわかりません。感想と何が違うんだろう。
大学の卒論で、少しだけこのことについて書いたので、引用します。

    まず、劇評とは何かということについてだが、このことを定義するのは非常に難しい。加えて、劇評の良し悪しがあるのか、あるとすればその判断基準は何なのかを定めることは不可能に近い。だが(中略)劇場や演劇の役割の一つが他者と他者の生き方との出会いであるとすれば、観劇後に観客が何を考えたのかを言語化し他者と共有する機会を創出することも重要である。(中略)自らの考えたことを共有し、他者の考えを知れるならば、それは観客にとっても創り手にとっても価値のあることであり、その考えに良し悪しは無い。この項では、この「考えたことを言語化したもの」を劇評という言葉で指すことにする。
    その意味での劇評は、 特別で専門的な用語や知識を必要としない。(中略)その上演で体感したことや思ったことを極私的な視点で書き…

つまり、劇評が何なのか答えは出なかったし、今も出ていません。
でも、考えたことを発言してみて、それについて他の人と対話するには、
まず頭の中に留めておかないで、言語化してシェアすることが大切なのかなと思ったのです。
だから、はじめます。

私の劇評記について

私はプロの演劇評論家ではありません。今は舞台俳優としての活動が多いので、「舞台俳優であり観客である人」という立場で執筆します。
できるだけよく推敲しますが、間違ったことも書いてしまうかもしれません。ごめんなさい。その時は教えてください。
観劇中はみることに集中したいので、メモは取りません。なので、記憶と、手に入った情報を頼りに書いていきます。
私の劇評は、決して正しいものとは限りません。ご意見や反論がありましたら、ぜひお聞かせください。
「ネタバレ」しないようにするのは難しいので、全公演が終演した後に公開することに、とりあえず今は、します。

みなさまよろしくおねがいします。

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