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教える相手を知ることから指導は始まる

今日は後輩指導を通じて学んだことを書いていく。私も社会人8年目になり、段々と年下の人が増えてくる年齢になってきた。会社では上司ではないけど、先輩として後輩たちに仕事を教えることも。子育てをしている方は子どもに教えることもあるだろう。

教えることを通じて指導者側も成長することを実感する。なぜかというと、自分が言語化できるレベルまで仕事のやり方を理解していないと伝わらない。逆に上手く伝えられない時に「あれ、この仕事自分もわかってないぞ」って発見がある。そして、もう一つわかったことは、「教える相手のレベル感」を知ること。これが非常に難しい。先日、私が上司から仕事の指導を受けていた時、「言っていることはわかるけど、実行することができない」ことがあった。具体的には営業の時のヒアリングで「相手の会社の人材育成の全体像から聞いていく。いきなり一つの研修の話から入らない」という指導。(私の会社は企業の社員研修や教育サービスを提供している。)

上司からしたら普段やっていることだから、当たり前のように伝えて下さる。けど、私は「全体像から聞いていくとはどのようにか?(how)」「自分は全体像から聞けてないのか?聞けてないとしたら、どの辺が課題なのか?」がやっぱりわからない。全体像から聞くことは理解できるけど、自分がそれを行うには具体的にどこを改善すればいいかがわからなかった。(このことは上司にも伝えて相談した)

上司と私の頭の中でイメージしていることのずれから起こっていた。人は経験したことや知っていることをもとに相手の話をイメージする。そして大体教える側の方が経験が豊富なので、教える相手がイメージできる言葉に置き換えないと理解してもらえない。

だとすれば、相手に足りないことを伝えることと同時に相手の理解度を確認することも大事ではないか。「伝えたことを理解しているか?実行する上でわからないことがないか?」など、質問することも必要だと学んだ。教える側も相手の現状と課題を理解することで指導の効果も高まる。

私も後輩に指導する際、ついつい自分が伝えたいことを一方的に伝えることがあるので、今日書いたことを思い出しながら後輩に向き合っていきたい。相手を知ることから指導は始まる。

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