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甲子園という場所vol.final

 
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【今思う事】

6.19からプロ野球がようやく開幕という所まで来て、少しずつ動き出そうとしています。
その中でも高校野球に焦点を当てて行きます。

春の選抜甲子園大会の中止、そして、3年生にとっては、最後の大会となる夏の甲子園大会中止。
恐れていた事が現実に。
高野連の方々も苦渋の決断だったかと思います。
まずは、選手達を守るという事、大会を開催する事で、全国から球場に足を運ぶ事で起きるであろうクラスター感染。
いろいろとハードルがある中での、判断。

特に3年生にとっては、最後の節目。
この甲子園を夢見て、小さい頃から野球をやって来た子達ばかりだと思います。
自分もそうでした。
あの聖地を目指す事が許される2年半。
それが、一瞬にしてなくなりました。
勝つ事も負ける事も許されないなんて、今でもずっと心が痛いです。

県岐商の鍛治舎監督が言われていました。

『今、いろいろな代替大会を検討して頂いて
 いますが、甲子園に変わるものは、甲子園
 以外にないんです。甲子園しかないんです。』

本当に、自分の気持ちを押し殺すかのような一言一言、選手達の事を誰よりも間近で見て来た指導者の方の姿を、言葉を、今でも忘れません。

例え甲子園に出れなくても、自身にとってのやり切ったと言える節目があるからこそ、次のスタートを切る事が出来る。
目標とする場所があるという事です。
向かって行く場所がない中で、終わって行く事がどれほど辛いか。
正直、絶望でした。

でも、ここに来て、県内大会という独自の大会。
そして、8/1から春の選抜甲子園が決まっていた選抜出場校の各校が1試合ずつ、甲子園で試合という夏の選抜高校野球。
サプライズでした。

素直に嬉しかった。
全員が全員、甲子園を目指す事は出来ないけど、節目の大会が出来た。
ここに全力で取り組む事で、先に進める1歩にぜひしてほしいし、今以上に全力で応援すると誓いました。

実は、自分も芸人をやりながら、縁あって、とある高校の野球部で特別コーチとして、選手に指導させて頂いてます。
今年の3年生は、1年生の時から見て来ているので、正直めちゃくちゃ悔しいです。
とにかく楽しみで、1番成長した代だと感じていますし、選手達を誇りに思ってます。

今、こんな自分から、かけてあげられるような言葉は、正直見つかっていません。
でも1つ言える事は、支えて来てくれた方々が今までもこれからもいるという事。
感謝の気持ちです。

この世代だったからこそ、伝えて行ける事がある。1球、1本、1秒、この大切さを。
当たり前の事が出来なくなった時に当たり前にやっていた事の大事さを痛感する。

それを教えて行けるのは、この世代しかない。

例え、野球を高校で引退したとしても、ここで経験した事をいろんな場所でいろんな形で姿で、伝えて欲しい。

自分が学生時代良く言われていた事は、

『社会に出たらみんながレギュラー』

その場所で、その環境で、自分の持ち場で、
必要とされる人間に。

自分自身もまだまだ発展途上の人間で、完成度は低いけど、自分の選んだ道を真っ直ぐ歩き、貫き、堂々と語れる自分に、そして必要とされる人間になりたいと思ってます。(売れて笑)

だからこそ、特に3年生には、悔いなく今を全力で戦い抜いて、次のステップに繋がる1日1日にして欲しい事を切に願っています。

自分達が下を向いてる暇はありません。
選手達のために、全力で応援し、最高の形を作ってあげる!
7月、8月は、バイトはほぼ削って、選手達と少しでも長く過ごせるように自分の出来る事をして行きたいと考えてます。

全力で応援して行きます!


全ての高校球児が

     孝行球児へ。

               〜完〜
#野球 #高校野球 #コロナ
#代替大会  


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