#デジタルデトックス
「はっしゅたぐデジタルデトックス」
矛盾よりも矛盾を孕んだ言葉である。
いや、たった今ハッシュタグつけて皆に見てもらおうとしてるやないかい って感じである。
デジタルデトックスっていう言葉が流行るくらいにみんながみんなデジタルに染まっている。
電車の中でソーシャルゲームに勤しんでいるサラリーマンを見ると、携帯やスマートフォンが普及する前の電車はどんな感じだったのか想像もつかない。
スマートフォンをいじりイヤホンをすることで、皆どうにか自分のパーソナルスペースを作って武装してる感じがする。
誰もが情報にアクセスできるようになった昨今、
私たちの自由時間はYouTubeなどのメディアによって買い取られ、広告主へと売られている。
そして、働いた時間を対価として得られた賃金を広告主へ提供している。
けれども
instagramもTwitterもYouTubeも脳の報酬系がドバドバなのでやめられない。
脳の快楽物資を"幸福"と捉えれば、それはそれでいい人生なんだけど一生YouTubeを見て生活するのはちょっと難しそうである。
(1回の服用で絶対的な"幸福"を得たのち、ちゃんとお亡くなりになれるドラッグとかあればそれはそれで飲むかもしれない)
デジタルの話に戻ると...
もう一個の副作用として"膨大な情報"についていけていない気がする。
情報を得た後、頭の中で咀嚼する行為そのものが人間として重要な役割を果たしていると思う。inputとoutputの間の処理の時間は昔より減ってるんじゃないだろうか。
ご飯を噛まずに沢山食べるのは体調に悪い。
今まで食べることの出来なかったご飯を食べることができるようになったっていう側面もあると思うけどさ。
とまぁ、どこぞの本に書いてありそうなことを羅列するだけになってしまったけれど、どうやって上手く付き合っていきましょーかね。
今度行こうと思ってる瞑想の修行にはそれらの類は一切持ってけないので、丸10日デジタルと隔絶されて生活することになる。
物心ついた時から、テレビはあったからもしかしたら10日間デジタル製品に触れない生活は初めてかもしれない。楽しみです。