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792頁の衝撃。一生学べる仕事力大全

きっかけは、『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』の刊行後、
「この本の元となった記事の全文をぜひ読んでみたい」という声がたくさん寄せられたことにありました。

さっそく選定作業に取りかかったものの、困ったのはどの記事を入れ、どの記事を削るかという問題です。

どの記事もぜひ入れたい、思い入れのあるものばかり……。

それならば、いっそのこと、すべて一冊に詰め込んでしまおうと発想を切り替え、あの記事もこの記事も、一挙に収録することにしました。

「365人の仕事の教科書」でもお世話になった装幀家の秦浩司さんに、全ページ分の記事を新たにデザインし直していただくとともに、できるだけ取材当時の写真を入れたいと、カメラマンの方にも片っ端から電話をかけ、可能な限りのネガや写真を取り寄せました。

結果的にでき上がったのは、792ページの本。

稲盛和夫氏、永守重信氏、柳井正氏、森岡毅氏、川上哲治氏……などなど、収録されるのは54本の記事です。

いずれも『致知』45年の歴史を彩るとともに、ほかでもない私自身が強烈な衝撃を受け、いまなお読み返すたびに、激しく啓発される話ばかりです。

本書に登場する方々の話は、職業のジャンルや置かれた環境は違えども、その実体験を通じて掴まれた真理には普遍性があり、あらゆる仕事における問題解決の仕方や思考法が記されているように感じます。

その確かな実感をもとに、“仕事力”に関する事項を集成した書籍として、『一生学べる仕事力大全』と名付けました。

仕事を面白くするのは、ほかの誰でもない、自分自身である――。

本書に登場する方々から、私自身が最も深く学んだことを、オビに記しました。

編集作業にまる2年がかかりましたが、一昨日、ようやく校了作業を終え、あとは発売を待つばかりです。

ありったけの熱と想いを注いだ一冊。
どうか多くの方の元へ届きますように。


『一生学べる仕事力大全』