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雨のち、味噌作り その1

雨がしとしとと降っている。
鼻いっぱいに湿った空気を吸い込む。

今日は、母の知人宅で初めての味噌づくり。
気まぐれな雨模様の中を歩き、ご自宅に辿り着いた。

今日はお願いいたします^^ 
挨拶をして、

手を洗ってエプロンをつける。

早速、作業開始。


朝早くから茹でてもらった、
ふかふかの大豆たち。
量りで計って、桶に入れる。
桶に手を入れて、好みで8割ほどほぐす。
この作業は至福の時間。

うーんいい匂い!
大豆の甘く柔らかな香りが鼻をくすぐる

手は温かい大豆たちに包まれて
細胞が、しあわせの声をくちぐちに呟いた

なんてあったかくてやさしいんだろう。

味噌づくりってこんなに癒されることだったのね。

しみじみ。

しながらも手で大豆たちを混ぜほぐしていく。
好みで少し豆の触感を残してもいいみたい。

だんだん混ざり合って、
ひとつのまとまりになっていく。

大豆を煮た時の煮汁を入れて、味噌にする時の水分と柔らかさを調節する。

あっという間に
とってもなめらかになった。

今回はお味噌汁を飲んだ時に、
少し粒が残る感じで作りたかったので、
荒い粒が少し顔を覗かせるくらいで一旦休憩。
そうして、あらかたほぐれた大豆たちを桶の片側に寄せておく。

ここで、新しいメンバー、米麹を投入。

米麹には生、半生、乾燥のものがあるらしく、今回はより発酵が進みやすい生の米麹を選ぶ。
味噌や醤油、お酒など作るものや発酵させたい度合いによってこの種類を変えるといいそう。
(ちなみに、米麹の中にも白米の米麹、玄米麹。
他にも豆麹、麦麹などの種類があるらしい。豆麹は八丁味噌作りに使われているとか!)

さて、
米麹を桶の片側に入れて、固まっている粒をほぐす。手で触った時にさらさらになるように。(固まりになっているものをほぐすくらいで大丈夫)
そしたら、米麹に塩をふり入れて、しっかりと混ぜこむ。
この時、塩を一気に全部入れるのではなくて、大さじ2ほどの量の塩を入れずに残しておく。
(残した塩は、全部作業が終わり、味噌樽に詰めた後、表面に振りかける。)

米麹全体に、
塩が満遍なく混ざったなと思ったら、
もう片側に寄せておいた大豆たちと米麹を混ぜ合わせる。

段々と大豆と米麹が混ざり合っていくのが面白い。感触は固く、粘りけがある感じに変わっていく。
美味しくなあれ〜と、心をこめて、指先に力を入れる。
手でひと押し、ひと押し。

その2に続く、、


見出し画像は、みんなのフォトギャラリーより。ありがとうございます😊


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