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痛み止めの服用にまつわるミニ考察

膝を痛めた。歩くと膝下の関節あたりが疼く。不意に膝を打ったか、もしくは運動で酷使したか。覚えがない。子供を森に遊びに連れて行った帰りに、スーパーに寄った。無理して階段を下りたら激痛が走った。エレベーターに乗ればよかったと後悔したが、時すでに遅し。その夜、鈍痛が続き、よく眠れなかった。痛くて寝返りが打てないからだ。

翌日、夫が頭痛薬を勧めたが、服用しなかった。というのも、膝の痛みは身体のSOSサインであり、それを受け止める(=休む)べきだと考えているからだ。痛み止めを飲むことは、身体が発するサインを蔑ろにして、脳が発する痛みを鈍らせることに他ならない。就寝時ならまだしも、日中に痛み止めを飲んだら、膝の痛みを忘れ、休みたいと私に告げている体をかえって酷使することになるのではないかと危惧する。痛みは、自分の身体からのメッセージだ。それを痛み止めを服用することによってまるでなかったかのように扱うのは、自分の身体に対して失礼ではないか。もちろん、日中の用事でどうしても出かけなくてはならない場合などは、痛み止めを飲むのは致し方ないが、家で静養できるなら、極力服用を控えたいと考えるのはおかしいだろうか。

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