悩みの種的カメラ
年始からずーっと悩んでいた。
それは会社で賞与を貰ったということで、
妻の行きたかったピーナッツホテルへ宿泊しに神戸に行った時のことだった。
ホテルは神戸は三宮駅を北に少し行ったところにあるが、
その日は宿泊2日目の朝。
神戸はパン屋が多いということでパン屋へパンを買いに、
三宮のアーケードを抜け、元町の商店街へ来た時だった。
商店街の中にある古い、しかし品揃えの多いカメラ屋へ入った。
家の周りの家電屋やカメラ屋では取り扱ってないカメラを物色するいい機会である。
そこでとあるカメラを手に取り、グリップを握ったところでビビッときた。
ビビッときたという表現自体もはや古の表現かもしれないが確かにビビッときた。
しっとりしたグリップ、物としての凝縮感、適度な重量。
ファインダーを覗いてみた。
目で見るより広いように感じた。
こういう記事を書くとついつい話を盛るために誇張しがちかもしれないが、
明らかにそれはとてもクリアーだった。
そこからだ。ずーっとそのカメラが脳裏から離れない。
Leica MPを手放して念願のNikon Dfを買ったにも関わらず、、、だ。
当初はDf用の望遠ズームレンズを買って春になったら鳥を撮ろう!
赤ちゃんが生まれたら、圧縮効果で赤ちゃんを5割り増しで撮ろうなんて目論んでいたが、
次第に、耳の傍であいつがささやく。
「望遠使うならAPS-Cのがいいよ?」
「最近のAPS-Cが良いのは富士フィルム使ってたし、わかってるだろ?」と。
、、、、、前置きが長くなったが結局春を待たずして気持ちは春の陽気、
財布は極寒という状況を作り出したカメラを購入した。
PENTAX K-3 Mk3である。
カラーはシルバーとブラックの2色展開だが、ブラックにした。
届いてみて、グリップの質感の高さ、物としての完成度の高さを再認識した。
正直、Leicaに似た、物としてのぎゅっと詰まったような質量を感じる。
撮影をしない時もなんの気無しに触っていたい。そんなカメラだ。
この感覚はLeicaのカメラやFujifilm X-Pro3にも通づるところかと思う。
続いてアクセサリーだが、
ストラップはARTISAN&ARTISTの紐ストラップにした。
紐のくせに高いなあとは思いつつも、これを腕に巻き付けてスナップすることに少しばかり憧れを感じていたためである。
実際に装着してみると革ストラップのように慣らしが不要なので、
最初から使いやすいし、紐なので軽い。
液晶はハクバのを最初間に合せで貼ったが指紋が目立つので、
グラマス?のガラスが評判良かったのでそれに交換した。
これは評判通りツルツルで、指紋も付きにくく調子いい。
手元のカメラをほとんど売って購入した今回のカメラ。
これから子供が生まれたりと人生のイベントがたくさん待っているわけだが、
その一瞬、一瞬をこのカメラで記憶していきたい。
最後にいくらか外で撮影する機会があったので、撮影した写真を載せる。
ペンタックスのカメラはとても緑の発色が良いように感じる。
森で木々の写真を撮るのが好きな筆者としては楽しみで仕方ない。
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