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今よりもっと。|インタビュー 支援員の今|2022年08月

こもれびグループで、支援員として働く、Lさん。就労継続支援A型を利用する障がい者の人たちに対して、就労支援を行っています。Lさんの【今】について教えてもらいました。
 
 
■こもれびグループに入社した、経緯を教えてください。
 
前職はグラフィックデザイナーをしていましたが、コロナの影響で仕事が減り、収入も減ってしまったことなどから転職を考えるようになりました。
 
これまでに、(こもれびとは別の就労継続支援事業所で)職業指導員としてデザインを教えていたこともあったので、(デザイナーの仕事からは離れて)支援員として働くのも良いのではないかと思い、ネットで求人検索をしたところ、こもれびの求人を発見しました。こもれびという施設があることは、本部や事業所の看板やのぼりをよく見かけていたので、以前から知っていました。
 
前に勤めていた就労継続支援事業所は事業を継続することが困難となり、その結果、離職することになってしまいましたが、こもれびは施設の数も多く会社としてもしっかりしていると思えたので、その点は安心出来ました。
 
こもれびに入社してみて驚いていることは、研修がとても充実していることです。福祉の制度や障がいに関すること、接遇(せつぐう)やビジネスマナーなど学ぶことがとても多く、日々勉強です。おかげで頭が若返ったような気がしています。
 
 
■具体的にどのような支援を行っていますか?
 
今は軽作業(主にインターネットで注文を受けた商品の梱包や出荷・発送)を行う利用者さんへの支援(作業の指示やチェックなど)をしています。
お客様に関わる作業が多いため、出来る限り間違いが少なくなるよう気を付けています。また、利用者さんそれぞれの適材適所を考えたうえで作業を割り振ることで、個々の利用者さんにとって負担が大きくなり過ぎないよう気を付けています。
 
私は、こもれびグループに入社した当初、就労継続支援B型の利用者さんの支援をしていたのですが、B型の利用者さんに比べA型の皆さんは長い時間、作業に集中することが出来ていると思います。B型の利用者さんでA型を目指す方は、この部分を改善出来たら良いのかもしれません。
 
 
■支援員として仕事をするなかでのやりがいは何ですか?
 
利用者さんそれぞれに合った作業を見つけられたり、(利用者さんの)能力を伸ばすことが出来たと思えた時にやりがいを感じます。
また、仕事や体調などで利用者さんが困っている際、話を聞くことで、(利用者さんが)前向きに仕事に臨めるようになった時は役に立つことが出来て良かったなと思います。
 
勉強になるなと思うことは、同じ障がいを持っていても人それぞれの個性・特性があるということです。本当に様々な利用者さんがいて、環境さえ整っていれば一般の企業でも充分活躍出来るのにと思える利用者さんもいます。
 
 
■支援員として仕事をするなかでの苦労はありますか?
 
苦労だと思うことはないです。大変なこともありますが、それも含めて仕事ですし、毎日楽しく働けています。
 
少し困ることは障がい者の方々に対する福祉サービスを知らない人が多く、支援員の仕事の認知度が低いことです。家族や周囲の人に私がどんな仕事をしているか説明してもいまいち理解をしてもらえないケースがあり、それは少し困ります。
 
 
■今後の目標や、将来の夢があれば教えてください。
 
今よりもっと経験を積むことで、利用者さんへの支援に繋(つな)げていきたいと思いますし、新たに加わる支援員の方々にも私の経験を伝えていきたいです。
 
また、長く仕事を続け、実務経験が必要な資格にもチャレンジしたいと思っています。資格をとって、将来的には色々な職種に挑戦してみたいです。
 
こもれびには今後も事業を拡大して頂き、いき場のない人達の拠(よ)り所となれるような場所を今よりもっと増やしていって頂きたいです。
現状では働くことが難しい障がい者の方々もメタバース(仮想空間)の中でなら働くことが出来るのではないか、なんてことも考えたりします。