江戸時代の味噌の有効活用法!古文書『女中嗜日用宝』を訳してみた
食べ物の保存方法シリーズ最終回です。今回は味噌を活用する方法を中心とし、小豆や酒の有効活用についても読み解いていきます。
・ささじん(酒糂=糠味噌のこと)は、
新米の糠を炒って、味噌桶の底に置く。
このとき紙を2・3枚敷いて、
その上に味噌を仕込む。
味噌がなくなり次第、
壺に補充して口をよく封じる。
入用のたびに少しずつ取り出して、
再び口をしっかり封じ、
劣化しないよう保存しておく。
・味噌を仕込むには、寒の水で炊けば
長く味を落とすことがな