笠に隠された日本女性の秘密!江戸後期の古文書、山東京伝の『骨董集』中巻を訳してみた~第3回(全6回)
前回の第2回目は、提灯・行燈という火を灯すものに注目した、山東京伝の考証でした。今回はたった一項目「笠」です。現代ではまったく使われなくなってしまいましたので、あまり関心が持てないかもしれませんが、なかなか興味深いことが書かれています。日本女性の笠の使い方に隠された秘密とは?乞うご期待!(これは考証随筆で、全文が訳したものです)
1.笠の下に布を垂る『秋斎間語(宝暦三年印本)』巻の二に、
享禄二年の古画が載っている。
後述のように、今思うには、家長の女性は
被衣※のような