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AM3:48

きっと、子どもが生まれたらこの時間に起きているのだろうな…ってくらい、しょっちゅう午前4:00前に目が覚めてしまう。
生む前から私の体も練習してるんだろうな。


この時間に起きても布団からはでない。また訪れる眠気を待つために体は起こさない。
この横になってる最中に考えることは、隣に寝ている旦那さんのこと。結婚する前のことを思い返すことが多い。


あの時かけてくれた言葉、してくれたこと、そういう些細な気持ちが集まって今に至るんだなって、人生って不思議だなって感じる。


『いい加減、慣れなよ』って付き合っているときから言われていた。付き合って3ヶ月が過ぎても半年を迎えても、私は付き合いたての時なような気持ちで居続けたからだ。旦那さんは私と付き合っていることが『当たり前』になっていたようだが、私にはとても尊く稀有な出来事だと感じていた。

それは今も変わらない。
隣で眠っている旦那さんに勝手に抱きつき(彼は全く起きない)、素肌をペタペタと触ると(これでも彼は起きない)当時のことが思い起こされる。出掛けた時に手を繋いだときなど、反射的に思い出す。私にとって余程衝撃だったのだ…こんなに繊細な男の子がいるのかと。


私が大切に大切にしないとって愛おしく思うくらい、柔らかくて薄くて傷がない人。小柄なところがより一層その繊細さを際立たせている。旦那さんの身長が高くなくて良かったと、私は付き合い始めた頃からずっと思っている。私にとって、とてもちょうどいいのだ。


飽き性の私が、これだけ飽きずにいることが自分でも信じられない。だからこそ、人生も運命も不思議でならない。この先、どのくらい先になるのかは分からないが人生には終わりが来る。旦那さんと私、どちらが先に幕を下ろすかは分からないが、その時がどんなに辛く悲しく寂しくても、出会えて、同じ時間を共にできて良かったと心から心から思うんだろうな。


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