100年時代を生きる私たちに必要な3つの「E」→拡張する・探究する・稼ぐ
こんばんは、女子マネの中里です。もうすぐ11ヶ月の娘と夫の3人暮らしです。
今月、土日連続で参加したい仕事関係のセミナーがあって、夫が子守りに不満を漏らしています。いよいよベビーシッターデビューか?!というところです。
人生100年時代にどのように生きたら良いのだろう、ということをいろいろと情報収集しながら考えているのですが、今年の方針をいくつか考えておりまして、(次の本のメインテーマにもなる「ずっとフリーランスとして食って行くにはどうしたら良いのか」という内容の一部となると思います)ようやく一旦の結論が出ました。
昨年から、もう「稼ぐ」仕事は人生の2割くらいにする!と宣言してきたのですが
どうしてそれでいいのか?専門性が高まってある程度高くなったから時間が短くて良くなったのか(効率よく働けるから)?とも思ったのですが、どうやらそうではないのです。
1つのスキルで一生食っていく・・・が、100年生きるとなると流石に難しい世界を生きています。じゃあ、どうやって「次に食えるスキル」を見つけて身につけていくの?ということが課題になると思うんです。
「今やっと仕事ができるようになったこのスキルでこの単価を維持して一生やって行きます!!!絶対に!!!!」
というのが、まぁ無理になってきているんですよね。
そこで意識して欲しいのが3つの「E」
稼ぐ・・・earn
広げる・・・expand
探究する・・・explore
この3つの時間の使い方を意識しなくてはいけないんじゃないかと思います。
稼ぐ=earnという「E」
まず、「稼ぐ」という時間では、過去に蓄積したスキルをお金に変えて文字通りお金を稼ぎます。稼ぐことは人に役にたつことができるので、お金にかわります。人の役にたつために、あなたの過去の蓄積が活きます。
(ここで、お金に変えずに「信頼」に変えてゆくという方法もあるのですが、それはまた別の記事で紹介します)
広げる=expandという「E」
次に、稼ぐというスキルを「広げる」必要があります。
例えば、デザイナーの友人がいます。彼はデザインのスキルがありますが、「言われた仕事を形にする」というのが最初のスキルでしたが、起業して10年たつ頃には、「デザイン以前の「何をデザインに落とし込むべきか」という前工程が浮き彫りになるようなファシリテーションやコンサルティングスキルを身につけました。
さらに、デザインした後の「広告運用」にもスキルを広げることで、デザイン1個いくら、という世界から、トータルのブランディング、プロデュースという立ち位置になって、単価は20−30倍になったと言います。
自分の仕事の「前工程」や「あと工程」に着目して、価値を広げてきたお陰で息の長い仕事になっていると思います。今、その友人は「組織作り」や「ライフスタイル」について広げて、○○さんだからお願いしたい、と大手企業から指名されるような人になっています。
探究する=exploreという「E」
前の2つは、既に形になっているスキルを深めたり広げることで提供価値を高めてきた話で、目に見えている、わかっているものではありますが、ここから先は、目に見えていない可能性を探究するという時間が必要になります。
だって、20年前に今のような世界がくると想像できたでしょうか?
10年前でもですし、何なら1年前にこのような世界情勢になり、オンラインが主流といった時代になることを、誰が一体予想できたでしょうか。
きっともっと、物凄いスピードで世界は変わってゆきます。
その予想もつかないような変化に対応するには、「私はデザイナーですから!そのスキルでやっていくんですぅ!」という固執をしていてはヤバイと思うのです。
自分でも気がつかなかった、新しい「好き」を見つけるべく、自分がハマれることを探す必要があるんです。仕事と全く関係なくてもいいんです。健康とか、ワインとか、全く離れたところほどいいと思います。そういうところに、お金を出して経験をしに行って「あ!何これ面白い!」ということを見つけましょう。
ある程度経験を積んでいたら嫌になりますよね。笑
でも、ゼロベースで素人としていろんな所に飛び込むんです。そこで見つかる自分の好き!に忠実に、そこに時間を注ぎ込んで、そこで全く新しい友達をつくるのです。
私もオンラインサロンという仕事で独立して5年やってこれましたが、いいかげん、次の「好き」をさがさくてはならないと思っています。もうこれは、3年ほど前から次の準備を・・・と思いながらやっております。(芽が
でるのは来年か再来年かと思いますが^^)
これは私も実験中で、去年から、いろいろ初めて見ました。
・コーチング
・英会話
・子育てサークル
・料理
まだまだ、生活圏や現在の仕事の延長戦上のテーマでお恥ずかしいですが、こうしたところで全く新しい人間関係を得て、様々なヒントや刺激をいただいています。
という、偉そうなことを言いながら、こういう危機感があります。
「稼ぐ」ためだけの切り口の人脈にしか興味がないとヤバイ。
独立して1、2年目、自分のスキルをお金に変えることに必死すぎて、自分を育ててくれた「広げる」活動や「探究する」活動の繋がりの人に見積もりや請求書を出そう出そうとしてしまって(お金を稼ごうとしすぎてしまい)、その人たちとの繋がりが途絶えてしまった経験があります。
フリーランスとしてやっていこうとすると、自分が専門性を提供して関わった分にそれなりの単価をいただく事が効率の良い稼ぎ方になるのですが、自分に新しい刺激をくれる関係、学びを与えてくれる関係性にその尺度を持ち込んだ途端に、関係が切れてしまいました。
目先の利益を重視した結果、その後数年後に効果の見える「広げる・探究する関係性」が途絶えてしまい、ジリ貧になってしまうと感じたのです。
なかなかバランスが難しいところですが、人生100年時代のフリーランスの新常識として、「稼ぐな危険」(笑)と言いますか、お金に変えるのは案外あとにした方が、息の長いフリーランスになれますよ、という事を考えています。
私の周りのフリーランス、社長さんたち(小規模なところの)は、ほとんど「お金」でやりとりしないんですよね。ちょっとした事は無償で手伝いあって解決してるんです。
こういう内容を、今年の前半で1冊の本にすべく奮闘していますので、応援をぜひ、よろしくお願いいたします^^