在宅で生後2か月乳児のお世話をしながら仕事をしている私の方法
株式会社女子マネの中里です。コミュニティ運営のサポートのお仕事をしています。2020年2月に出産しました。
お友達のフリーランス妊婦さんから、「産後の仕事どうしてる?」と聞かれたので、少しずつまとめてみます。
まずは、具体的に頂いた質問から。
私が赤ちゃんを在宅で育てながら、講師として講座の主催をしていることやコンサルティングをしているやり方について。どこのご家庭でも、段取りとしてされてることは同じだと思いますが、我が家のやり方を紹介します。
子育て中の仕事、契約する相手を選ぶこと
まず大前提として、フリーランスなので、仕事を選べるので「子育て中でもし打合せをする場合は、子供の泣き声やお世話でちょっとバタつくことがある」と理解してくださる方としか仕事をしない、と決めています。
これは私が独立したフリーランスだから出来ることなのかもしれませんが、勤めていた時のように、産休もなければ育休手当もないので、自分でコントロールするしかありません。仕事を選べることは、保証もない生活をしているフリーランスの最大の権利ではないでしょうか。
誰と契約するかは自分でコントロールできるので、法人のかたも個人のかたも、そうした事情を伝えて汲んでくださる方としか契約しないと決めています。だって無理だから。
ほかの条件としては、私との個別コンサルティング契約以外、制作やメールのやり取りは、私じゃなくてもOKという方としか契約していません。ちょっと個人向けの仕事だとそうはいかない点もありますが、なんでも私からじゃないとダメ!という案件は無理です。
そのうえで、固定の時間でサービス提供をする仕事(講師やコンサル)をするために、どんな準備をしているかについて、書いてゆきたいと思います。
日時の決まった講座やコンサル当日までの準備
1)日時が決まった場合は、事前にすべて夫に伝えます。
在宅仕事をする場合、夫は大切な提携先のようなものです。甘えずに段取りします。我が家は共有のスケジュールがあるので、そちらに記入します。
●月●日✖時~✖時【講座】~~
余裕があれば、スケジュールを立てるまえに、他に予定はないかを夫に聞けるものは確認します。
ちなみに夫は会社員で、講師をする時などは彼の休日に開催します。
(そのため、平日しかダメな法人相手の講師の仕事はいまお休み中です。)
2)当日のスケジュールを組む/赤ちゃんと夫の段取り
例えば、13時からコンサルが1時間あるとしたら、その時間に寝てくれるように、12時30分には授乳をして、13時までに寝かしつけをします。
授乳をすると飲む量にもよりますが、2~3時間は次の授乳をしなくて良いので、逆算して授乳をします。
▼13時に寝てもらうために、朝から逆算する
12時30分に授乳するためには、10時頃には授乳をしないといけませんし、10時頃に授乳するためには、7時台には起こして、朝の授乳をしないといけません。
※講師の予定のない日は、8時過ぎまで寝かせていたりラフに過ごしています。
とはいえ、朝7時に起きても少しずつズレ込んで、希望の時間には寝てくれないことも、その時間までに寝てもすぐ起きることがあります。
そんな時に夫の出番です。夫に負担がかかり過ぎないように、
・搾乳した母乳(可能であれば)
・オムツ
・その時ハマっているおもちゃ
・夫が小腹が空いたときに食べられる食物(←笑)
などを準備しておきます。
そして、その日の娘の機嫌や体調によって、いつもと違うことがあれば夫に共有し、「こういう風に泣いたらコレをやって、次はコレ」と、事前にオリエンテーションをしておきます。
そうすると、夫も丸投げされた感がなく安心して、リラックスした状態で娘の面倒を見ることができているように思います。
育児中の妻が仕事をするときに、配慮しなくてはならないこと
それは、夫は私の雇ったベビーシッターではないということです。笑
夫が子供が多少ぐずってもしばらく面倒をみてくれますが、どうしても泣き止まない時や、夫が疲れたな…と思うときもあります。
そうした時に「絶対に赤ちゃんを連れてこないで!」という時間が2時間も3時間もあるというのは、夫にとっても負担です。その間、寝てくれるならまだ可能ですが、それはその日にならないと分からないし、正直厳しいです。
それに母親として、泣き続けている娘の声を聞きながらでは、コンサルや講師業にまったく集中できません。
夫はベビーシッターではなく、夫婦であり対等なパートナー。彼の善意や優しさで、仕事をするあいだ、娘をみてもらっています。お互い様。
いまはコロナで、私も彼の在宅勤務中で、平日の日中はミーティング中に彼の部屋まで子供の泣き声がしないように最大限配慮して、先回りして娘のお世話をしています。これが、お互い在宅勤務をしているなかで、丸1日わたしだけ、娘のお世話をしろ!と言われるとちょっとイヤになってしまいます。
本当は、私が講座を主催するときには、ベビーシッターに依頼をして、「この時間はノータッチでいけるように面倒をみていてくださいね」とお願いするつもりでしたが、コロナで家族以外の人を自宅に呼ぶのは怖いので、交代で子供の面倒をみるシッターもどきをしています。
ね、とはいえこれは、夫が在宅でいてくれなければ詰んでしまうプランです(笑)
どんなに逆算しても、赤ちゃんはそんなにこちらの都合よく13時には寝てくれる訳ではありません。1日に昼寝する時間もまちまちです。
仮に泣いても
●授乳中(約10分くらい)
●授乳後のウトウトタイム(10分くらい)⇒そのまま眠ってくれれば最高。
このくらいの短い時間であれば、赤ちゃんが起きていても大人しくしていてくれます。しかし、講師をしながら授乳させて…とかコンサルしながら授乳…というのは、ものすごく理解のあるクライアントさんお一人としかやったことがありません。
それも、お互い気心の知れた2人のお子さんを女性で、私も娘もリラックスして会話ができる状況なので、イレギュラー中のイレギュラー。
なので、もし2時間3時間とか、まる1日の講師や集中しなければならない仕事がある場合は、ベビーシッターさんか実母(義母でもよいけど)に依頼をしたほうがいいと思います。実母でも日給を出してもいいくらい。
これが受講なら全然話は違ってくる
講師でない場合は、もっと気楽です。
ZOOM受講で参加をする場合は、ミュートにして画面オフか、PCを天井側に傾けて顔の上半分だけを写して、授乳でも抱っこでユラユラしておけばOK。
夫も自分の好きな事ができますし、娘ちゃんもお母さんとそんなに離れないので安心してくれます。
この、耳だけ受講や授乳しながら受講というのも、産後1ヵ月過ぎるまでは全く考えられませんでした。赤ちゃんのお世話で必死で、誰とも何の約束もしたくありませんでした。
そのくらい、予測がつかずギリギリの状態でした^^;
うん、やっぱり仕事としてフル稼働するのは難しいかもしれません。笑
育児しながら仕事をしたいフリーランスの戦略は
もう、「子育て中」とか「ママ」ということ自体を自分のブランドにしてしまうしかないかな、と思っています。「家族を大事にしながらフリーランスをしています」というキャラクターにしてしまって、子育てしながらでも続けられる対応をスタンダードにすること。
そして、そのキャラクターまるごと受け入れても中里に頼みたい、応援したい、と思ってもらえる仕事のクオリティを保ちつづける努力をするしかないのかな、と思います。
以上、つまるところ「精進いたします」ということで、事前の準備と家族の根回しが大事ということでした。
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