見出し画像

海と陸をつなぐサケ【知床のコムヌプリだよりback no.55】

こんにちは。知床のコムヌプリだよりです。
今回は、ウトロ漁港「鮭テラス」でサケの水揚げを見学したときのお話です。
はじめましての方はぜひこちらをご覧ください。


知床は爽やかな秋晴れの日、ウトロ漁港にある「ウトロ鮭テラス」へ、サケの水揚げの見学に行ってきました。

鮭テラスは漁港の二階部分にあり、下を覗くと一階部分で行われる水揚げの様子を見ることが出来るのです。たくさんのカラフトマスやシロザケが船から網で移され、漁師のみなさんが素晴らしい手際で仕分けしていきます。普段私たちが手に取る切り身や加工された鮭は、こうやって海から運ばれて、食卓に並ぶのだなぁと改めて命に感謝する瞬間でした。


〇水揚げの見頃は、秋の朝7時から10時頃まで。日曜日と海が荒れている日はお休みです。




おすすめグッズのご紹介


冬、流氷がオホーツク海の栄養分をふんだんに含んで知床にやってきます。春になり流氷が溶けると、海には沢山のプランクトンが発生し、それを食べに様々な生き物が集まります。そしてさらにその生き物を食べるために海鳥や海獣類もやってきます。そしてサケやマスなどは秋になると産卵のために川を遡上し、ヒグマやシマフクロウを始めとするの陸の生物がそれを食べて森に栄養分がばら撒かれます。この海と森の繋がりこそが、知床の豊かな森と海を作り出しているのです。

「サケを獲るヒグマ」はそんな豊かな自然を象徴するものなのかもしれません。

こちらの「はりこ」は知床の豊かな自然の中で野生動物たちがいつまでも暮らしていけますように、という願いを込められて誕生しました。
この商品をきっかけに知床の自然や私たち知床財団の活動に思いを馳せていただければ幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?